犯行現場をとらえた防犯カメラの映像。
群馬・藤岡市にある農園内の畑にしゃがみ込む人物。
腕には大きなバッグをかけている。
片手に大根を抱え、もう一方の手でスイスイとカブを引き抜いていく。
この農園では、11月18日、ダイコン2本とカブおよそ10個を盗まれた。
被害に遭った夫婦「人も信じられなくなってきて...。農家辞めようかなっていう気持ちも生まれたりしてます」
夫婦の畑は、このところ、立て続けに狙われていた。
11月14日には、別の人物が畑に侵入し、カブを盗んで逃走。
そこで夫が張り込みを始めたところ、3日後、同じ服装の男が現れ、隣の人の畑から野菜を盗み始めたという。
その追及の場面。
男「あんたがここで作ってるのなんて見たこともない」
夫「謝る気はないんだ」
男「ない!」
夫「絶対に謝らないんだ」
男「ない!」
夫「一生懸命人が作ったものを盗んで謝る気はないんだ?」
男「うん。出るところ出て、言えばいいんだよ」
夫「ごめんなさいの一言もできないんだ」
男「ああ、できねぇ」
夫「人の物(野菜)をもぎ取ってるんだよ。それ俺、見てるんだよ」
男「同じこと言ってるんだよバカみたいに。一生懸命作ってる畑がこれだもんな。ロクなもんじゃねぇよ」
男は、夫婦の畑からも盗んだことを認めたものの、完全に開き直り謝罪を拒否。
駆けつけた警察官も、あきれる態度だった。
警察官「悪いことをしたらどうするの?」
野菜を盗んだ男「謝らないかんべ」
張り込んでいた夫「謝らないってさっき俺に言ったんだよ」
警察官「何威張ってんだよ!」
警察に対しても悪びれる様子はなく、連行されていった。
夫「本当は野菜盗ってもまあしょうがないかなと思ったんですけど...。勉強しながらいろいろやってる畑をばかにされたのがすごく悔しくて」
冒頭の被害にあったのは、この翌日の出来事。
夫婦はこちらについても被害届を提出した。