合掌造り家屋の屋根をふくカヤの自給自足に取り組んでいる「世界遺産白川郷合掌造り保存財団」(岐阜県白川村)が、イギリスの重機会社に特注した刈り取り機を導入、1日、お披露目した。
かやぶき屋根は数十年ごとにふき替えが必要で、白川郷では年7棟ほどで行われるという。1棟あたり使われるカヤは大量で、これまで県外に依存。しかし、現在取り組んでいる村内での採取に弾みをつけようと、特注機を導入した。
特注機は自動でカヤを刈り、さらに直径30センチの束に仕上げる。財団職員がこの日、村内の採取地でお披露目運転すると、見守った関係者や子供たちから歓声が上がった。