ピザの味と天候は関係があったのか…。
筆者はとにかくピザが好きです。でも、オーダーするのはいつも同じ。お財布に余裕があればアンチョビとハラペーニョをオプションでつけるくらい。でも、ピザが好きならいろんなピザを味わってみるべきですよね。わかってる、でも、何をきっかけにお気に入りのピザ以外を選べば良いのか…!
そこで、Pizza Hutは「天気と湿度によってカスタマーがもっとも注文したいと思うピザを選んでくれるAI」を開発したんだそうです。え、ピザと天気って関係あったの…?
この気になるニュースが明かされたのは、VentureBeatがPiza Hutのグローバルヘッド・オブ・アナリティクスであるトリステン・バーンズ氏にインタビューを行なったときのこと。どうやらカスタムAIプラットフォームが天気を分析してオススメの商品を提案してくれるのだとか。
でもどんな風に?
興味津々なGizmodo USは、早速Pizza Hutの広報さんに問い合わせました。すると、Pizza Hutと親会社であるYum! は、名前や住所といった個人を特定する情報は収集していないものの、顧客の性別や住んでいる地域、注文履歴などは把握しているということがわかりました。
そして、例えば、「ロンドンの顧客は雨天にスタッフォードクラストのピザを注文する傾向が高いと判断すれば、南イングランド在住で悪天候の日にサイトを見ている人にはスタッフォードクラストのピザを提案する可能性が高くなる」のだそう。
つまり、過去の履歴に天候による傾向を加味したオススメが表示されるみたいなんですね。だからトマトソースベースにアンチョビとオリーブたっぷりでチリソースをかけるのが好きな筆者に、天候のみを理由にホワイトソースのジャガイモピザが勧められることはないはず。
今回のAIに限らず、ファストフード業界が機械学習を導入するケースは増えてきています。2019年にはマクドナルドがDynamic Yieldというパーソナライゼーションと意思決定の関連するテクノロジーを提供するスタートアップ会社を3億円で買収し、その技術を使ってドライブスルーに表示されるメニューを最適化したのは記憶に新しいですよね。
Pizza Hutも、AIとアルゴリズミック・アナリティクスプラットフォームのKvantumを今年買収に買収し、SNSや小売店から情報を収集して統合することが可能になりました。
メニューが最適化されたり、天候によってオススメが変化するというのは顧客としては小さな変化ですが、早く、安く、美味しいフードを提供する側にとってはフードロスやタイムロスを防ぐ上で重要なのかもしれませんね。
個人的には、天候によって人がピザのクラストを変えて注文していたらしいということが新たな発見でした。筆者はハンドトス一択だったので。
○ワタシ想います。
AIに出来ることがあるなら、導入もありか?。
でも、主体は人間であるべきだと・・・。