取材中に予想外の展開
スズメなどとともに市街地でも見かける野鳥・ハクセキレイが意外な場所に巣を作りヒナを育てています。このヒナ達、取材中に予想外の行動をとりました。
これがハクセキレイの巣です。5羽のヒナが身を寄せ合っています。
この巣がどこに作られているかと言いますと・・・鳥取空港。それもコンテナ積み下ろし用車両のジャッキの根元部分です。
ハクセキレイの巣が見つかったのは10日前の14日。空港の男性職員が車両近くを通りかかったところ、エサをくわえた鳥が入っていくのを見つけ、中をのぞくと巣があったといいます。
見つけた職員の上司・矢谷 正人さん
「こんな所に作るなんて聞いたことがないと驚いた。」
職員にとって明るい話題。このハクセキレイはピーちゃんと名付けられ、にわかにマスコット的存在となりました。
鳥取空港のコンテナ用車両は2台。巣が作られた1台は、使用を停止して子育てを見守っています。しかし、なぜ車両の隙間だったのか?新型コロナの影響で取り扱うコンテナの数が少なく、車両の使用頻度も少なくなっていたということですが…。
鳥取県立博物館・一澤 圭学芸員
「頻繁に動く車では巣は作れないが、使用頻度が低ければ巣を作ることは十分に考えられる」
そして取材中、ヒナ達が予想外の行動に…。突然の巣立ちです。5羽のヒナ達は空を舞ったり、地面を歩いたり。中には車両の下にもぐりこんでしまうヒナも・・・。待ちに待った新しい世界を楽しんでいるようでした。
全日空鳥取空港所・深澤 容子所長:
「今月下旬に巣立つのかなと思っていたが、急なタイミングでびっくりだが頑張ってほしい」
空の便の利用者減少などコロナ禍の影響が続く中、ハクセキレイのヒナたちは職員たちにしばしの癒しを残し、空港から旅立ちました。
○ワタシ想います。
ほっこりしましたな。