兵庫県南あわじ市八木鳥井の農園で、四つ子のヤギが生まれた。平均は2匹程度といい、異例の多産。元気よく、母親の乳をたっぷり飲んで育っている。
赤ちゃん誕生に沸いているのは、「八木のヤギ牧場」。管理する堂本秀幸さん(62)によると、2日夕、遊びに来ていた地元の小学生たちが母ヤギ「クララ」の異変に気付いて堂本さんを呼び、逆子になっていた赤ちゃんを引っ張り出すなどした。雄と雌が2匹ずつで、想定より1週間ほど遅かったという。
堂本さんは淡路島観光ホテルの元総料理長。亡くなった義父から受け継いだ農地で、2018年に牧場を始めた。野菜畑の除草のため、当初3頭購入したヤギは、これで16頭に増えた。
ほかにも、除草用に県内外へもらわれて行ったのが10匹ほどいる。赤ちゃんの頃から堂本さんが抱いてミルクを与えるため、人になつきやすいと評判という。
牧場にはクジャクやウサギなどがおり、ブランコや滑り台といった手作り遊具もそろう。天気の良い日に無料で開放しており、地元の子どもや観光客が遊び、時には農作業を手伝う。
堂本さんは「今回の出産は、子どもたちが命の営みを学ぶいい機会になった。マスクの着用や消毒さえしっかりしてくれれば、いつでも見に来て」と話す。
○ワタシ想います。
こんな環境を作ったから、ヤギも答えてくれたのかも・・・。