在宅増で人気高まり
日本製紙は、グループ会社が生産するトイレットペーパーを、通常より長いタイプの商品に集約する。交換の頻度が減るため、家庭で人気が高まっているほか、輸送の効率が上がって環境への負荷も減らせるなど、メリットが多いためだ。
トイレットペーパーは、通常シングルが50~60メートル、ダブルが25~30メートル。日本製紙は通常タイプの生産を3月末でやめ、長さが1・5倍以上の「長尺タイプ」のみの生産に切り替える。従来は、通常品と長尺タイプの生産はほぼ半々だった。
長尺タイプは、1個当たりの重さは増えるが、高密度で巻くことで、大きさは直径12センチ以下という日本産業規格(JIS)を満たしている。長さ当たりの価格は、通常品とそれほど変わらない。
一度に運べる量が増え、輸送の効率化が見込めるほか、小売店の売り場や在庫のスペースを減らせるなどのメリットもある。
コロナ禍で在宅勤務などにより、自宅のトイレを使う機会も増え、長尺タイプの人気が高まっている。調査会社インテージによると、長尺タイプのシェア(市場占有率)は、2010年の5・9%から、20年は18・5%に増えた。
〇ワタシ想います。
一度は試してみたいと・・・。