宴会自粛で「酒米」需要も減少。 | ★マエちゃん噴泉記★【大阪DE農業】

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活路はリゾットやチャーハン

 

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、日本酒をつくる酒米の需要が減少している。宴会や外食の自粛などから、2020年産は前年より1割程度減る見通しだ。酒米農家を支援しようと、リゾットやチャーハン向けに食用として販売する動きも出ている。

 

■農家苦境

 酒米の生産量で全国トップを誇る兵庫県。「酒米の王様」と称される「山田錦」を生産する岸本富生(とみお)さん(72)は昨年、例年なら全体の7~8割とする山田錦の栽培を半分にとどめた。代わりに主食用米の「ヒノヒカリ」の作付けを増やした。酒造会社からの発注減などでJAから酒米の減産を要請されたためだ。

 

 ただ、山田錦は例年60キロあたり2万5000円ほどで売れるが、ヒノヒカリは1万2000円ほど。20年産は高温で品質が落ちたことも影響し、米の売り上げは合計で前年よりおよそ半減したという。

 

 日本酒造組合中央会によると、外食需要の低迷などで、日本酒の出荷量は昨年4、5月に前年に比べて2割以上減少した。その後も低調な状況が続く。このため、20年産の酒米の需要量は、19年産に比べ約1割減の7・3万トン程度と農林水産省は見込む。21年産はさらに数%の減少が想定されている。国内の酒米の生産量は米全体に比べると1%程度だが、岸本さんは「酒米農家で離農や耕作放棄が増えるのではないか」と懸念する。

 

 

○ワタシ想います。

 米生産をしているワタシとしては、コメ価格の

減少を実感しています。

 後継者もなく、耕作放棄地が増えるのは忍びない。

 近時、田舎を走る電車の窓から見える景色は

田園風景ではなく、耕作放棄地風景になりつつあります。残念ながら・・・。