Go To以後の旅館で“マナー崩壊”が起きている
Go Toトラベルで高級旅館が荒れている――。
「Go Toトラベルキャンペーン以降、お客様のマナーの悪さに心を痛めております」とは、西日本で数軒の高級旅館を営む女将・Aさん。
Go Toトラベルを利用すると、ワンランクも2ランクも上の高級旅館に泊まることができるから、客が高揚してしまうのだろうか。あちこちの女将が悲鳴を上げている。
全部ごっそり持っていかれる
「Go To以来、大浴場のシャンプー、リンス、ボディーソープは大きなボトルごと失くなります。お風呂上がりに飲んでいただくミネラルウォーターの減りは半端なく、ペットボトルにでも入れて持って帰っているのでしょうか。バスタオルとバスローブは補充が追いつきません。
客室に置いてあるコーヒーセットのスプーン。アクセサリーを入れる小さな小箱。部屋の備品の化粧水、乳液、洗顔料。男性用ヘアトニック、リキッド、髭剃り後の化粧水……全部ごっそり持っていかれます。自主申告制の冷蔵庫の飲み物は飲み逃げです。
インバウンドのお客様が来て下さった時でも、これほどひどかったことはありませんでした。日本のお客様の方がマナーは悪いです。旅の思い出として持ち帰りたいのかもしれませんが、私たちにとっては一つ一つ大切に選んできているものなんです」(前出のA女将)
〇高齢者の厚顔無恥(厚かましく、恥知らずなさま。他人の迷惑などかまわずに、自分の都合や思惑だけで行動すること。)ぶりが露呈している。情けないことだと思う。
残念ながら日本の高齢者の本性を見た気がする。