ちあきなおみ19年“隠遁生活”の真の原因はあのヒット曲。 | ★マエちゃん噴泉記★【大阪DE農業】

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歌手・ちあきなおみ(64)が芸能界の表舞台から消えて十九年の歳月が流れたが、

「今年の三月にもベスト盤が発売されるなど、今も異例の売り上げを誇っている。復帰を望む声も多いのに、何故かたくなに隠遁生活を送り続けているのか、大きな謎とされています」(音楽関係者)

 一応の“定説”としては、

「九二年、最愛の夫(俳優の郷えい【金+英】治)を亡くしたショックで歌う気力を失った、とされているが、それでも、ここまで長い休業は解せないと首をひねる向きも多い」(同前)

 先週発売の「週刊新潮」は、もう一つの要因として、デビュー時には「死んだ」とされていた実父(〇七年死去)の存在を指摘した。

「記事では、犯罪歴があり、金の無心などを続けた父の存在が表に出ることを恐れていた、としていますが、芸能界では少なからずあること。本当に決定的な影響があったのでしょうか」(芸能関係者)

 異論が飛び交うなか、「もう時効」と元音楽関係者が、ある“要因”を明かす。

「細川たかしが八三年にレコード大賞を取った『矢切の渡し』は、実はちあきが七六年に『酒場川』という歌のB面として歌っていた曲でした。非常に評判がよく、八二年に今度はA面としてリリースし直した。ところが、翌年、細川が競作という形で、『矢切の渡し』を発売し、前年の“北酒場”に続けて大賞を受賞したのです。一方、ちあき版の『矢切』は、細川の発売と前後して廃盤になった」

 芸能デスクが補足する。

「ちあきは郷さんと七八年に入籍後、以前からギャラなどで揉めていた事務所から独立して、個人事務所を設立しました。郷さんは役者を廃業して、社長兼マネージャーに就いた。二人三脚で歌謡界を生きていく覚悟に見えました」

 独立にはリスクを伴うのが、昔から変わらぬ業界の体質。

「当時、ちあきが個人事務所だから“横取りされた”というキナ臭い話が出た。それを耳にしたちあきは、『芸能界はこんなに汚い世界なの』と泣き叫んだという。そこで芸能界そのものに幻滅したのが、隠棲の遠因でしょう。夫の死後は、芸能界の人と話をする気もなくなったという話です」(前出・元音楽関係者) 週刊文春より

 美空ひばりが後を託した、とも言われるちあき。その歌声が甦る日は来るのだろうか。




◎いやー、帰ってきてほしいですね。