事件捜査には欠かせない! DNA鑑定の最前線。 | ★マエちゃん噴泉記★【大阪DE農業】

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◎堅い話で恐縮ですが。


ニュースやTVドラマなどで時折耳にする、「DNA鑑定」という言葉。今や事件捜査に欠かせない技術として世界各国で広く用いられている。しかし気になるのがDNA鑑定の“有効期限”。過去の事件の証拠を後になってDNA鑑定することもあるようですが、いったい何年くらい前のものまで鑑定できるのでしょう? 法科学鑑定研究所の櫻井俊彦さんに聞きました。

「証拠として事件解決の決定打になった例でいうと、アメリカで発生した事件が最長ですね。その事件では、約11年前の証拠資料の一部が精肉所の冷凍庫から発見され、それをDNA鑑定した結果、真犯人の逮捕に至りました。冷凍保存されていたサンプルなら、長い年月が経ってもDNA鑑定できる可能性があることを示す例です」

とはいえ、それ以上長い年月でも保存状態いかんでは可能かもしれないとのこと。では今度は“量”の限界値。DNA鑑定のサンプルは、どれくらい微量でも鑑定できるのでしょう?

「会議室のテーブルをDNA鑑定専用の布で拭き取り、鑑定を行ったとしましょう。布に付着した髪の毛や、唾液などに含まれる、体からはがれ落ちたわずかな細胞などでもサンプルをうまく採取できれば、数週間前までさかのぼって、どんな人たちが何人そこにいたか分かります。また、最新のDNA鑑定技術では、ごく微量の試料からでも容疑者を割り出すことが可能。例えば紙幣や布地などに付いた不鮮明な指紋からもDNAを抽出し、容疑者を割り出してしまいます。この最新の技術なら、今まで証拠不十分とされた事件や痴漢のえん罪にも応用できるかもしれません」

それはオドロキ! そこまで技術が進んでいるんですね。では、DNA鑑定により、ある個人を特定できる確率って、どのくらいなのでしょう?

「DNA鑑定で特定されたDNA型と同じパターンを持つ人が別に存在する割合は、4兆7000億分の1とされています。ということは、地球の人口が約70億人と考えるとはるかに上回っているため、個人をほぼ100%特定できるといえますね」

DNA鑑定、恐るべし。この“精度”の高さが犯罪抑止につながると思えば安心な気もしますが、目に見えない細胞レベルのサンプルから個人が特定できるとは…ちょっと恐ろしい気もしますね。
(伊藤 裕/GRINGO&Co.)


◎そのうち、犯罪はロボットがするようになるかも?。



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