韓国では最近、ちょっと変わった手口の自動車盗難事件が発生している。その手口とは、たった一枚の紙を使うというもの。同一犯と思われる事件が連続して発生しており、警察は注意を呼びかけている。
自動車盗難について市民に注意を呼びかけているのは、光州全南(クァンジュ・チョンナム)の警察署だ。警視庁の公式ブログを通じて、紙一枚を使った自動車の盗難事件が相次いでいることを伝えている。
同署によれば犯行の手口はとてもシンプルなもの。犯人は、駐車場で前方駐車している車両だけを狙い、リアウィンドウに一枚の紙を貼っておく。そして、車の持ち主が帰ってきて車を出そうとすると、リアの紙に気付くこととなる。持ち主はエンジンをかけたまま、窓の紙を取りに降りるはずだ。この隙に車ごと奪い去るのである。
被害者は車だけでなく、車両に置いてあった手荷物や鍵まで奪われ、場合によっては家にまで侵入されることになってしまう。被害はとても深刻なものだと、同署は注意を喚起している。
手口は単純なものだが、車ごと奪われた場合には、思った以上に大きな被害となる。たとえばケータイを車両に置いていた場合には、警察に通報することが遅れる場合もあるだろう。また自宅が遠くであった場合は、犯人を先回りすることもできないだろう。いち早く犯人を特定し、逮捕してもらいたいものである。
参照元:dcnews.in (ハングル)
