東日本大震災の津波で被災した宮城県南三陸町で行方不明者の
捜索などに当たった九州・沖縄の即応予備自衛官126人が任務を
終え、19日午前、福岡県春日市の陸上自衛隊福岡駐屯地で編成
解組式が行われた。現場で指揮した長野耕治1等陸佐(52)は
「常備自衛官と鉄壁のスクラムを組んでくれた」とねぎらった。
陸自第4師団司令部によると即応予備自衛官は9日に現地入り。
行方不明者は発見できなかったが、被災者の入浴支援も行った。
事故やけが人はなく、16日に福岡へ戻り、メンタルヘルスの講習を
受けるなどしていた。
福岡市の酒造会社に勤める峯大輔さん(28)は「凄惨な現場で
精神的にきついこともあったが、皆と分かち合って乗り切った」と
振り返った。福岡県小郡市の学習塾アシスタント川野裕佳子さん
(44)は「復興のためにも、派遣の機会があればまた行く」と話した。
即応予備自衛官は民間企業などに勤める自衛官OBで、九州・
沖縄には約千人が在住。今回は福岡、佐賀、長崎、大分、沖縄の
5県から招集された。
2011/04/19 11:19 【共同通信】
◎日本を守る士気の高さにワタシは敬服する。
