ショッピング好きのそこのあなたに朗報である。なんとよく買い物に

行く人ほど長生きしやすいらしいのだ。買い物がもたらす長寿効果

はジムに通うより高いらしく、まさにこれはショッピング好きにとっては

たまならないニュースである。


これを発表したのは国家衛生研究院のイ・フン・チャン博士を中心と

する研究員たちで、彼らは台湾で一人暮らしをしていた65歳以上の

高齢者、1841人を対象に調査を行った。


研究員たちは1999年から2008年の間に台湾で死亡した人たちの

データをもとに、1841人がいつまで生きていたかを調べ、彼らの

買い物頻度が寿命にどう影響したかについて分析した。


すると、毎日買い物に行っていた人はあまり買い物に行ってなかった

人と比べて、1999年から2008年の間の死亡率が27パーセント低い

ことが分かった。


男女別で見ると、毎日買い物に行く女性はあまり買い物に行かない

女性と比べて、その期間の死亡率が23パーセント低く、男性の場合

は28パーセント死亡率が低かった。そう、ショッピングがもたらす

長寿効果は、男性の方が高いのだ。


今回の結果を受けて、研究員たちは「あまり食べ物を買いに

行かない高齢者の方は、健康を維持するのに必要な食事の質を

確保できないのかもしれません。低頻度の買い物と不十分な食事の

間で起こる悪循環は、高齢者の場合、ますます加速していくことで

しょう」と述べ、買い物の頻度の低さが食事の質に悪影響を与えて

いることを危惧した。


また、今回発表された研究結果の中では「買い物する場所で人

と触れ合ったり、他人を観察したりすることは、社会的かつ

精神的利益をもたらします。そしてやる気と、時にプロの

指導を必要とするきちんとした運動に比べて、買い物に

出かけるというのはより簡単に行え、より長続きしやすい

ものです」とも述べられている。


人を長生きさせてくれる買い物。その効果は男性の方が高い

ことを考えると、ショッピング嫌いな男性は、ぜひこの機会に

買い物に出かけ、どんどん元気になってほしい。
(文=
田代大一朗 )     ロケットニュース24

参照元:DailyMail (英語)