避難所で相次ぐ死亡者 大半は灯油なしの凍死。 | ★マエちゃん噴泉記★【大阪DE農業】

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2011年3月28日(月)10時0分配信 日刊ゲンダイ

●自殺者の急増も確実

 3月下旬だというのに被災地の東北の寒さはハンパじゃない。岩手は

24日も雪だった。深夜から朝にかけて氷点下の毎日。そんな中で寒くて

眠れず、凍死する避難民が増えているからムゴイ話だ。

「新聞社などの集計だと、避難所で死んだ人が30人を超えたという。

死因は公表されていないが、大半は凍死です。灯油が届かない避難所は

最悪で、朝方は冷蔵庫の中の寒さと同じです。毛布にくるまっても、

小学校の体育館の木の床が冷たくて段ボールを敷いたくらいじゃ、

眠れない。それで死んでしまう老人が多いのです。せっかく大地震と津波

から生き延びて避難所に逃げたのに、かわいそうなものです」


 こう語るのは、東北を回ってきたボランティアのひとりだ。

 避難所の世話にならず、電気、ガス、水道が通らない半壊の自宅や、

ガソリンのない自家用車の中で暮らす被災者の凍死もあるという。

実数は、とても30人じゃ済まない。


 さらに自殺者だ。絶望死である。前出のボランティアが続ける。

「一瞬にして、家も仕事もなくなり、さらに家族全員を亡くした人が気持ちが

切れてしまうのです。当初は、安否が分からない家族を捜し、気持ちも

張り詰めていたが、次第に目の前が真っ暗になり、悔恨や絶望で、

生きていても仕方ないと落ち込んでしまう。阪神大震災のときもそう

だったが、これから急増するはずです」


 テレビで連日流される避難所の映像が全てではない。そのウラには、

もっとひどい厳しい現実がある。「道路がない」「配送車がない」と、

食料や灯油が山積みされている役所の奥の方で、報道されない悲劇が

進行中なのだ。手渡しだろうが、米軍のヘリに手助けしてもらおうが、

どんな手を使ってでも、菅政権は、生き残った被災民への物資輸送と

人命救助を最優先しなければいけないのだ。事件は、福島原発だけで

起きているのではない。     (日刊ゲンダイ2011年3月25日掲載)


◎テレビの報道が、すべてではないのですね。
 
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