雪来坊 さんのコメントにお答えして。
確かに、補助金は出ます。
ただし、国の減反政策の条件を遵守した農家に対してです。
当地では、50%の減反が条件です。
(JAからの減反政策通知書より)
ケース1
反当り2000円の「拠出金」を先行支払いします。
減反ノルマを守った結果、反当り5000円の補助金が出ます。
最終的に、拠出金を差し引きし、
反当り3000円の補助金を手にします。
ケース2
この場合、50%以上の減反をしなかったケース。
拠出金>補助金となります。
国の言いなりにならない場合、補助金ももらえません。
子供のお年玉より少ない補助金。
これが、補助金の実態です。
UPしながら、情けない話です。
誤解しないで欲しいのですが、
何が情けないかというと、
「補助金」泥棒の農家。
が、悠々自適生活しているはずや!と、
消費者に、思われているのではないかなと?
思う自分がいることが、「情けない」と言うことです。
農家の実態を説明することを、極端に嫌う昭和世代が、
いたのも事実です。
美味しいお米を作りさえすれば、生きていけると考え、
額に汗することを、美学だと考えた世代(先輩)がいた。
少なくとも、ワタシは先輩たちの考えを守りたいと思い、
大阪で農業の真似事をしています。
ただ、それだけです。
それだけで生きていけると考えています。
早朝、朝日を受けて輝く、稲穂の光を受けて、
思わず、手を合わせ、自然の実りに感謝出来る自分がいます。
その傍(かたわ)らを、犬の糞も放置して、平気で散歩を楽しむ?
庶民もいます。これが、現実です。