2008年9月8日12時58分 朝日新聞
米販売会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が政府から工業用に限定された「事故米」を食用に転用していた不正販売問題で、鹿児島県日置市吹上町の焼酎メーカー「西酒造」(西陽一郎社長)は8日、事故米が自社の焼酎「薩摩宝山」のこうじ米として使われた可能性があると公表した。同社は「薩摩宝山」を出荷停止し、出荷済みの約30万本の自主回収を始めた。同社のほかの銘柄には使われていないという。
有馬健晃・取締役工場長は「三笠フーズへの怒りはあるが、食の安全と消費者に対するメーカーとしての責任を考え、社名の公表と回収を決めた」と話した。
鹿児島県生活衛生課によると、農水省が不正販売を公表する直前に鹿児島農政事務所から、西酒造など3社に事故米が流通しているという連絡があり、同課では3社に「疑わしいものが特定できれば、その製品の販売は自粛するように」と要請していた。
また、三笠フーズの関連会社から事故米の可能性があるベトナム産米を仕入れ、こうじ米として使っていた熊本県多良木町の抜群(ばつぐん)酒造(西達彦社長)と、同県錦町の六調子(ろくちょうし)酒造(池辺道人社長)の2焼酎メーカーも同日、同県人吉市で記者会見し、自社製品を出荷停止や自主回収することを発表した。
抜群酒造は今年2月、東京都内の商社を経る形でベトナム産米を2回、計7.2トン仕入れ、焼酎のこうじ米として使用。1.8リットル瓶で512本を通信販売した。自主回収や返品に応じる方針で、購入者への連絡を進めている。地元小売店に卸した12本も回収する。六調子酒造も同時期に同ルートでベトナム産米を1回、計9トン仕入れた。この米を使った焼酎はタンクに貯蔵したままで市場へは出しておらず、出荷はしない。
農家には減反を促し、輸入米の流通を認める。
どこか、変です。
そう思いませんか?
工業製品輸出の見返りに、農産物の輸入を認め、貿易収支のバランスを取っているのかも知れないが、
車は食料にならない。
贅沢は言いません。少しでいいです、農産物(特に米)の生産を自由にさせてくれませんか?。