「海のはじまり」というドラマを見ていて思った。
産むことを選んだ 水季
産まないこと選んだ 弥生
どちらも考えて選んだ事だけれど。。。
ドラマで、弥生の元カレが最低っていう人が多いと聞いた
そこだけを取り上げたらそうかもしれない
母親にも頼れなくて、産まないことを選んだ
それでも選んだのは弥生自身
実は私は約7年間、未婚シングルマザーでした。
息子の父親は当時付き合っていたドイツ人
息子が生まれる1か月前に会社に転勤願いを申し出て、スリランカに転勤していった。
この話をすると、皆口をそろえて「最低な男だ」っていう
確かにね
養育費ももらってないし、何もしてもらってない
今は風の便りで聞いたけど、メルボルン在住で、シンガポール系インドネシア人の弁護士の女性と結婚して子供が3人か4人いるらしい。実は、私と月っていた時、彼女とも遠距離で付き合っていた。
私は浮気相手だったっていうわけ。
そうだね。
それを、馬鹿な女とか、かわいそうな女とか、色々叩いてくる人もいると思う。
別にえーよそれで。考え方は人それぞれやから。
けれど、私は彼を憎んだことも恨んだことはない
彼には感謝してる
私が彼に妊娠を告げたのは、妊娠4か月の時
彼は私に、一度も
「本当に僕の子どもか?」
とか
「おろしてくれ」
って言ったことがない
彼が私に言ったのは
「僕は責任が持てない。きっと君の中でどうしたいのか答えはでているんだろう。僕にはそれを変えることはできない。君が選べばいい。」
彼はそう言った
私は当時32歳
私は20歳ごろから、約10年ストレス性摂食障害があった
生理は1年半止まり、精神安定剤を飲んだり、ホルモン剤を飲んでいた。
ホルモン剤を飲まないと生理はこなかった
黄体ホルモン値を調べたら、測定不能で、不妊治療をしても妊娠はまず無理でしょうと言われた
それが27歳か28歳ごろだった
それが、まさかの外だし妊娠
会社の休憩時間にモールのトイレで妊娠検査薬でチェック
即効妊娠陽性反応が出た
それが出たと同時に
「一人で産んで育てよう」って思った
なーーーんにも考えてなかった
経済面、生活面、将来の事
何も考えてなかった
何とかなるやろうって思ってた
ただ、この子は私が生んで守ると決めて産んで育てた
今まで生きてきて一番幸せだった瞬間は、息子を産んだ瞬間
今まで、それはそれはいろんなことがありました
出産直後に、全然知らないアメリカ在住の日本人夫婦から
「あなたの子を養子にください。あなたは育てるお金もないでしょう。私たちは裕福です」みたいなメールが届いて驚いた
個人情報ってダダ洩れなんやな
生きていると、いろんなことが起こる
嫌なこともあるけれど、それ以上に幸せな事、ミラクルな事ってたくさん起こるよね
私は人生ってしあわせな事の方が多いと思ってる。
皆気づいてないだけ!
今日一日考えてみて
ほっこり幸せになった瞬間あったでしょう
私はね、いっぱいあったよ
カップにポットのお湯を注いだら、ポットのお湯がちょうどなくなったり
いつもは甘えてこない我が家の猫が私にすりすりしてきたり
捨てようと思っていた鞄から20セント出てきたり
息子は小さい時に、よくお父さんに会いたいって言っていた
そのたびに、大きくなったら自分で探したらいいって言ってた
成人した今は、別に会いたいと思わないそうです
一緒に住んでいなくてもDNAというものは恐ろしいもので、成長とともに、彼の性格が父親に似てきてる
私は、シングルマザーとして産む選択も産まない選択もあっていいと思う
皆それぞれ理由があるから
子供ができたのは、二人に責任がある。。。
間違いではない
でも、産めるのは女性だけ
決定権は女性にしかないと私は思っている
そういえば、昔は悩める妊婦さんの相談窓口もやってたな~