さて今夜は「ランド&シー」の夜です。
航海中に一度だけのメニューということは知っていました。ブログ予習でです。
伊勢海老とロブスターと言えば、蟹と並んで海鮮の華です。
そして私はこの華たちが、限りなく愛おしい。・・と言いながら食べるのです。。
今夜が、そうであることはJTB通信よりは先に、芦屋マスターから家人は聞いておりました。「もうそろそろやない・・」と。
予習をしない家人はそれが何のことか判らず、そのまま私に伝えたのですが、本当に勉強しない人間はダメですね。想像や、予測というものができない。・・
それはともかく、今夜のディナー場所であるサンタフェに向います。
そして入口でばったり、あのシンガポールさんにお会いしました。
「おぉぉー」
奇遇に思わず声がでました。![]()
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あの時はベティシャツにバンッだったスタイルが、シックなドレスに変っています。
さすが、場慣れした雰囲気が漂っています。明るくて騒がしいところは一緒ですが、それはそれで好ましい。![]()
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レストランの入り口で、名前とメダリオン見せてから、係員さんに「シェアOK?」と聞かれますので、彼女と同席になることはないでしょうが、ここでお会いするのもなにかのご縁でしょうね。
このクルーズ中にお知合いになったいろいろな人たちとは、行く先々や船内で何度もお会いします。
その度に会釈したり、声を掛け合ったり、手を振りあったりと、楽しく交差しており、それはそれで楽しいふれあいです。
もちろん立ち止まってお話することもあります。
親しいけれど立ち入らず・・大人の距離感はお互いが判っているから楽しいです。
私たちが通されたテーブルには見慣れた人が・・・
何度も食事していると、二回、三回と同席する方たちもあり、それも楽しいです。
ウェイターさんも、もう馴染み。何だか昔からの馴染みみたいです。
みなさん一応メニューを見ますが、今夜のメニューは当然みなさん、「ランド&シー」に決まっています。
ただ、この船のディナーはメインもオードブルも何種類かあって、何個オーダーしてもかまわないのです。メインふたつでもOK。
ここで書き忘れていますが、この船のメニューに「カレーライス」があります。
もち、スパイスからの本格的カレーですが、ここでオーダーの時「ルーダブルで。」とか「ルー追加ね」と言うと、スパイスたっぷりのルーだけを別容器で追加で持ってきてくれます。スパイスだけなので小さめ容器ですが、これが美味しい。
これは、もう黒メダリオンの某奥様が教えてくださって、その時家人は自分のメインはオーダーしておきながら「カレーライス」と「ルーダブル」を追加オーター。
しっかり「元」は取る男です。
私も味見分は食べてみました。確かに本格的な味はしますが・・
じつは私カレーにはかなり偏見と持論があります。
砕いて言うなら「カレーは私の作ったのが一番美味しい」と信じています。
市販のルーですが、隠し味だらけの私のカレーが一番と思っていますので、他所でカレーを食べることはまずありません。
仕事していた時代に、ランチでCoco一番に行くくらいです。
美味しいとは思いました。そしてルー追加はいいですねぇ。家人は感激して食べていました。まぁ、なんにでも感激する男ではありますが。
そしていよいよメインのロブスターとステーキのお皿が運ばれます。
大きさはほぼMサイズかな。茹でられたロブスターが白い肉を見せています。
そっと切り分けて「ぱくっ」
・・え・・ぇぇ??・・うーん
確かにロブスターですが、なにげに塩辛い。でも周りみてもみなさん平気な顔して食べています。
ただ、時折お隣の奥様がご主人になにか囁いているのは判りました。
「おいしいね。やっぱりロブスター」家人はノーテンキに食べています。
そしてウェイターさんがこのロブスターに、バターソースをサーブしてくれます。
「ポーノ?」彼は微笑んでみんなに聞いておりますので、とりあえずは「yes」とは答えておきますが・・
正直な感想を言う語学力がないのが悲しい。
「もともとしょっぱいから、ソースはあんまり絡めないように」と家人に囁きましたが「なんでよ。美味しいじゃん。」と人の忠告無視して貪り食う家人。
・・・ほんとに味オンチなんだから・・
・・・もう塩に塗れて逝きなさい。ナメクジみたいに・・ぱらぱら(塩振りかける音です)ちーん。![]()
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あんなに心待ちにしていただけに、残念度は高かったです。でも、食べましたけどね。
ソースは綺麗にフォークで拭って、いつもは相手にしない生野菜をと一緒に、塩辛いロブスターをいただきました。こんな時もある。・・いつも美味しかったのです。こんな夜もあると思えば、許しましょうと、私にしては珍しい寛い心。
これも旅の終わりが近づいてきているセンチメンタリズムのせい??
今夜のディナーはちよっと満足できないと思いながら、ならぱと今夜は私もショーを見に行きます。
家人はもう自分の席と決めている席があって、そこでお隣の外国人のおじさんと親し気に話してます。そのおじさんの片手にはワイングラス。酒は国境を越えるのですね。。
家人が自分のグラスを持ってくると「オーワタシノハ、ドーシタ?」なんて片言の日本語で笑いを誘いながらお代わり求めに出ていきました。
彼もこのあたりの席をいつも確保しているのだそうです。
その理由は・・もち、お酒のオーダーに行きやすいので・・です。
そしてその夜はショーが終わっても、いつものビアノバーではなく、22時からのショータイム「ジェイミーズバンド&ヒロシ」に行くことにしました。
初めてです。
シアタールームの向こう側。
一時期、ご盛況だったカジノを通って(カジノは日本の領域では開催されません)と
そこは別世界。
赤いライトが妖しく光って、真っ暗な店内。
まるで1990年代のディスコ。。私・・ジュリアナ東京行きました(笑)
その中で、ヒロシ君がマイクを持つと、き
ゃあ~とかけよるおば様連。
「あ・・ああ。福岡マダムよ。あの二人いるいる。おっかけマダムはいめのかしらね。」私の方が興奮しそう。
そして演奏されているのはその頃のものばっかり。懐かしく楽しい。![]()
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周囲を見回すと、みなさんミドル世代ばかりです。![]()
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家人はさっそく、リクエストに行きました。
杖をついている奥様や、足元が怪しい旦那様の手をひいたり、支えたりしながらも体は音楽に合わせて揺れています。
そして、その赤いライトに見え隠れするのは、顔見知りの人たちばかり(笑)
「あ、ほら。鎌倉婦人もいるよ。あ、踊りに出た。鎌倉ダンディは・・寝てるわ。疲れたんやな、奥さんに合わせて来てるんや、気の毒やけど優しいな。」家人が饒舌(笑)
いつもは悪たれ口なのに、今夜は楽しげ満載です。
フロアで踊っているのはさすがに、少し若手世代ですが、周りもみんな楽し気。
座っている人たちの上半身はみんな揺れています。
そしてヒロシ君の歌のうまい事。たっぷりの声量に朗々とした声。
ただのおにいちゃんではなかったようです。
あっという間の一時間。ここのプログラムは大抵一時間で終わります。少し心残りですが、これくらいの時間が疲れなくていいです。明日もあるし・・よく考えられています。
ショーが終わって帰りかけると、福岡マダムにバッタリ。
「ヒロシ君のとこ行ってましたね。握手しました?」
「いいのよ。私たちは節度のあるおっかけなの。写メ撮ったらそれでいいの」と楽し気におっしゃいます。
・・なるほど節度のあるおっかけか。いいですね。(笑)
「ヒロシ君、歌うまいですねぇ。」と家人が感嘆すると
「当たり前よ。彼はジャズシンガーよ。」と福岡マダムが誇らし気に語ります。
「そーなんや。道理で上手いはず。タダモノではなかったんですね。」と家人が言うと、福岡マダムは満足げに頷きました。
推しを褒められると、誰でも嬉しいものです。![]()
そんな話をしていると、ヒロシ君のおっかけ夫人が合流。今日はジョーゼットの揺れるドレスに、メイクもばっちり。
「オー素敵やないですか。ヒロシ君とお話しましたか?」と言うと
「ううん。いいの。見ているだけで。」と恥ずかしそうに言います。
ヒロシ君と一緒にいたいと、このままシンガポールツアーにまで行こうというのに、この恥じらい。
「ツーショットとかいらないんです?」
「うーん。撮れたらいいけど、見ていられたらいいわ。」
なんたる純情。恋心。・・・これを熟女と片思いなどという輩がいたらひっぱたいてやりたいです。
ここにいる人たちはみんな素敵です。
幸せそうです。・・もしかしたら、そうではない人もいるかもしれませんが、それでもきっとそういう人たちも元気になります。
なにしろ幸せ人が多いですから、その空気吸うだけで幸せ気分に浸れます。![]()
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ロブスターの塩辛いことも、もう水に流しましょう。←まだ言ってるんかいっ。![]()
今夜も幸せな気分で眠れそうです。
でも、こんな楽しいなら、もっと早く来るべきだったわ。最初の夜からずっとやってたのに・・と、少し後悔もした夜でした。
明日は最終寄港地「御前崎」です。。。

