甘川村の頂上でひいたおみくじは当然ながら何書いているか判りません。
クルーズが終わって後日、娘の友達の(彼女は師匠の娘でもあります。)Uちゃんに翻訳をお願いしました。
彼女は最近こそ行ってませんが、かつては一才のわが子と実母と姑の三人で韓国旅行を決行したほどの韓国通です。![]()
しかも、韓国語も読めます。もち話すこともできる・・と、思います。聞いたことはありませんが。
今回の買い物で、この後しっかり買い込んだ韓国コスメの説明書にはお世話になりました。韓国でのエクスカーションを決める時にも相談に乗ってもらいました。
このおみくじは私的にはかなりよかったです。細かいことは忘れましたが、ざくっと言うと
「昼付き合う人はいい人だけど、夜やってくる人とは付き合うな。いい運勢なので、誰にも邪魔されずにがんばれ」という意味らしいです。なかなかいい「お告げ」ではありませんか。(笑)
この甘川村の坂の両側のお店は、若い子で一杯。私も負けずにお土産屋を覗いていると、さきほどの韓国通の娘さんと一緒に来ていたお母さまの方もいらして、「これいくらなんでしょ。1000円? 10000ウォンってすごく高く感じますよね。」と話しながらの選択。
すると中から、どう見ても西洋人のおじさんが「それ私が作りました。芸術ね」
え・・作ったのあなたなの。じゃこれって韓国のおみやげというのかしら? と一瞬迷って、お母さまも「え」とは言ったものの
「こっちだと3個で2000円」と言われ、じゃ買っとこかと決めてしまいました。
やっぱり、私もお母さまも関西の女です。「お値引き」に弱い。
そして下り坂から見る傾斜の家のカラフルでかわいらしいこと。お伽話の挿絵のようです。思いは同じようで、ここのマスコットキャラはどうやら「星の王子様」のようです。
韓国となんの関係があるのかは不明ですが・・![]()
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人がいっぱいのハンドメイクの店で、娘にスカートを。エスカルゴ型はちょっと古いデザインですが、かの女はこういうちょっと古めが好きなのです。
ここでも師匠妻からのお餞別の現金が大活躍。
ハンドメイドの店は大抵がカード使えません。![]()
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坂を下り切ったら、みんな食べてます。
「ホットク」・・もち私も食べました。はちみつ入りという超あまあま。
でも、美味しいんですこれ。食べるとお昼に触るわよと別の私が囁きかけますが
食べ物は一期一会。ここでの出会いを大切にしょうと、もう一人の私が呼びかけます。
そして私は呼びかけに負けました。ま、たいていはそうでしょうけどね。
美しい甘川村をあとにして、バスはチャガルチ市場に向います。
釜山の中心街にあります。そこに行くまでは渋滞・・それをバスは上手に避けて
こんなとこ?と思うような細い道に。
でも、みんながバスの運転手さんみたいに上手な訳ではありません。
対向の乗用車は、バスとにらめっこのまま、微動だにしません。
テレビドラマの韓国人は超絶ドライブテクニックで、相手に当てようが壊そうがいけいけで走りますが、やっぱりあれはドラマの中だけのようで・・当たり前です。
なんとバスが何十メートルかバックするという、あまり見たことのないような光景。
ただこの判断のおかげで、多くの他の車も救われたことは確かです。
思わず車内で拍手。![]()
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日本語がぜんぜん判らないという(ガイドさんがそう言ってました)ちよっと強面の運転手さんも嬉しそうに見えました。
チャガルチ市場は元気。
ただ古い。何十年か前の日本のようです。台の上にこれでもかと積まれた鮑やサザエ。そして目についたのが太刀魚。
それも厚くて長い。日本では見たこともないサイズです。それがぐわっと台の上に置かれて「10000ウォン」
え??せ、1000円。サザエも鮑もそんなもの。![]()
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正直綺麗でもありませんし、近代的でもありませんが、ともかくお安い。そして量が多い。
ホヤなんてごろごろ転がしているのですよ。
市場の外にも簡易のお店は出ていてそこには果物も売られています。
あのシャインマスカットが山盛りで1000円。目を疑いました。![]()
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船に持ち帰るには検疫があるので我慢しましたが、ここは食の宝庫です。
ここから国際市場に向いその入口で解散。
各自でお昼たべて、買い物してまた集合となります。
その前に、国際市場でおみやげ買うならこれねと、ガイドさんから韓国コスメをいろいろ紹介されました。いいお店も紹介しますねなんて、怪しい誘いもありました(笑)
私たちはガイドさんが教えてくれたレストランに行くという私と、ここでいいんじゃない?と目の前のレストランを示す家人。
・・ここ? なんか韓国らしくないわよね。と、言おうとしたのですが、その時後ろから声がかかりました。
「あのう、こちらでご飯たべられます?」
声の主はバスで一緒のツア友です。(もうなんでも友達です)
「どうしようか迷ってます」と答えると
「もしよかったら、私もここにしょうかと思っているので、ご一緒できないかと思いまして。」
彼女が一人旅で来ていることは知っています。
足が悪いらしく、二本の杖を突いておりますが、とてもきれいな方で、白いコートに小さめのリュックがお似合いです。
松島で足元が悪い時に何度かお断りしてエスコートしたことがあります。
足が悪いので彼女はバスの一番前に座っており、私たちはその斜め後ろの席でしたので、言葉もよく交わしています。
そう誘われたら断る選択はありません。
「じゃうちもそうします。」と先のレストランはなかったかのように返事する私。
で、3人でお店に入ります。
新しい店のいいところは、オーダーがタッチパネル。
日本でこれ出されると、あんまり好きじゃないですが、外国ではこれいいですよね。
写真も付いているしお値段も表記されている。しかも何度も行ったり来たりできますから、店員さんを待たせなくて済みます。![]()
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それぞれに好きなものをオーダーして出てくるの待ちます。
その間に彼女の一人語り。
「前は主人とよく船に乗ってたんですけど、主人が亡くなって、今回は私一人ですの」メダリオンの色はルビー。
「そうですか。ではお子さんたちにおみやげかって来ないといけませんね」と軽ーく言うと
「いえ。今回は子供たちには内緒できましたの。」
え・・内緒。ないしょって・・
これはもしかしたら複雑な話になるかも・・
私の警戒赤ランプが点滅しました。
いえ、彼女が怪しいとか、危険人物とかではありません。
そういう話になると、つい聞いてあげたくなるのです。もとは相談員ですから。
そうなると、私のおみやげ時間はきっと吹っ飛ぶでしょう。![]()
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「じゃお子さんたちは心配してるでしょう。」と、私の気持ちも知らず突っ込んでいく家人。なんで場を読めないのよぉ。
「いいえ。心配なんかしてないと思いますわ。」
彼女は先ほど、オーダーした時に、きれいな英語で店員さんに話しかけていましたから、知性もあり魅力的な女性であることは間違いありません。
そして家人はこの「知性ある美人」に弱いのです。
・・え・・現実と違うからって・・・
そ、そうかもしれませんが、今ここではその論争はやめましょう。
そこへオーダーのなんやら麺が来ました。もう名前忘れてしまいました。
今はここをどう退席するかで頭はいっぱいです。
「子供たちは私が一人でいることに反対ですの。」
「それは心配なんでしょうね。」
なんておためごかしな答え。この人に相談員は無理だなと改めて実感。
「いいえ。心配なんてしてませんよ。そうじゃなくて・・」
想像しても言うなよ。言えば話は長くなると心で念じておりました。
「お子さんといろいろ揉め事があるんですか。相続とか。」
あーあー言っちゃった。言うに事欠いてストレートに言うか。
「いえ。そんなことはないんですよ。それではないんですけど」
そう聞かれて、今日あっただけの人に「そうなんです」なんて言う人はおりません。
しかも、こんなところで・・(これはレストランを貶めているのではありません。
本当に困ったことを話す時にヒトはものを食べません。)
「ま、いろいろありますね。それぞれの家庭には、家庭の数だけの困りごとはあるものです。悩みのない家なんてありませんよ。おひとりで考える時間を持てるってすばらしいことじゃありません?
そうしたいと思っても、なかなかできない人の方が多いですよ。この時間を大切にしなくてはね。」
なんやら麺は途中ですが、もういいです。
早めにここを離れなければ、私は何も買えなくなるかも。
「そうだけど・」と、いつもと違うねという目で私を見る家人。
空気読めよと家人を見る私。気づけよ。バカッと心でさらに罵る私。
「そうですよね。自分で考えるためにひとりできたんですものね。」
さすが聡明な女性です。
自分の目的を取り戻したようです。
「じゃ、私たちはお先に失礼しますね。お友達にお土産買わないといけないんで・」
「そうですか。じゃ私はここでデザートもいただきますわ。付き合ってくださってありがとう。」
うーん。いい人だ。やっばり知性は大事ね。
「いいえ。こちらこそ楽しかったです。ではお先に失礼しますね」
なにやらまだ言いたげな家人を引きずるようにお店を出ました。
「なんであそこで話聞いてあげないの? キミらしくないんじゃない?」
「時と場合って言葉知らないの? 私はお土産買いたいのよ。韓国コスメ買いたいの。
ここで彼女の相談にのってあげて何が解決するのよ。私らは彼女の行きづりの人だよ」
「初めての人にだって心を開かせて仕事してたじゃない? 」
今それ言うか・・それにそれは仕事ぢゃ。
「じゃ、あなたが聞いてあげたら? でも、もう余計なことよ。」彼女は彼女は最初こそ寂しくなったのか弱音を吐きましたが、すぐに自分を取り戻しました。
もうこれ以上は深入りすべきではありません。
なんやらまだ納得していない家人とレストランを出たところでガイドさんとばったり。
「あ、ちょうどよかった。ご紹介のお店ってどこ?」
国際市場はお店がひしめき合っています。どこに行けばいいのかもわからない。
ならばガイドさんおすすめのところがいいかなと思っていたところです。
「おー。案内しますよ。こっち。」ガイドさんも渡りに船というところでしょうか。
観光客を連れて行けばマージンもらえるからだよと家人は言いますが、それのどこが悪い?
知ったお店がないから紹介の店に行こうとする私と、紹介しょうというガイドさん。そのガイドさんにマージン渡すお店。これって「三方両得」っていいません?
みんなが儲かるかラクな思いできるなら「ウィンウィン」ってやつじゃありませんか?
私は儲かる話は好きですが、携わる人もなんらかの利益が得られるともっと好きですね。その時は、儲かる話してもみんな楽しいでしょ。自分一人儲かった話して、誰が楽しく聞いてくれます??
そんなこんなを言い合いながら、ガイドさんに件の店に連れてってもらいます。
でも、ちょっとそこって言ったけど、もう信号2つ渡って角を3回曲がったわよ。
・・・私、もう元の場所に戻れない。。。
そんな私の韓国コスメお土産編は次ということで。。。
チャガルチ市場です。立派な太刀魚でしょ。韓国は太刀魚よく食べるみたいですね。

