もう集合場所は判りません。
ロッテ百貨店の向こう側だったかこっち側だったかも・・忘れました。そもそもガイドさんの話を聞いていない。聞く気もないというとんでも観光客なのです。
そのまま連れられて入った化粧品店? おみやげ物店? なんでも屋?
同じようなお店が並んでいますから、一度出たらたぶんもう戻れない。
入口は狭めで奥に続く、所謂「ウナギの寝床」タイプの店舗です。
ガイドさんはするすると奥に向っていき、その間周りの品物を珍し気に私が見ていると「こっち、こっち」と手招きします。
「これね。これよ」ガイドさんが薄紫の箱を指差して言うと、傍らの女性がすぐに向き直って「これいいですよ。効き目がすぐ判るんです。」と、愛想のよい笑顔
明るめの茶髪を大きなウェーブかけているところは、ちょっと時代遅れ感はありますが、美人です。![]()
![]()
![]()
「ちょっとちょっとつけてみて。」と有無を言わさずサンプルのチューブをむぎゅう。
止める間もなく、私の顔に擦り込んできます。![]()
「ほら、びりびりってくるでしょ? きませんか? すぐかんじますよ。」とその忙しいこと。
「そうね。なんだかほうれい線のとこがピリピリするわ。」![]()
「でしょ。これはお顔に塗ると、浸透するんですが穴が詰まって浸透できない時はそこに穴開けてから浸透するようになってるんですよ。」
「へぇ~」
・・・実際想像すると、顔に塗られた化粧水から小さな妖精が槍もって出てきて
ツンツン穴あけて、化粧水の通り道作ってるんですよ・・なんてシュールな。。。
「それ化粧液がしみ込んでいる証拠ですから心配しないでください。効果的ということです。」
「そ、そうなのね。」
彼女の確信に満ちた声はブロの声に思えます。
「それとこれ。このステックは保湿なんですが、いいとこはどこでも使える
ステックなんで鏡もいりません。化粧の上からでも保湿できますし、先にすれば浸透力が上がります。便利ですよ。しかもこれも、アレ(さっきのピリピリ)も、一個でこの値段だけど、三個セットならすごくお安い。」
おババに限らず、女性は「保湿」という言葉に弱い。しかもこの季節、つけられてしっとり感じたらもう買わずにはおれない・・(笑)
しかも三本セットは確かに一本分はお安い。
・・あとで反省しました。これだから通販に弱いのです。今はだけ〇〇円!とか
二つだと〇〇円お得っ!なんて言われると、つい触手が伸びるのです。
いつぞやは家人のことを「損得勘定のできないケチ」と罵りましたが、私は「目先に釣られる獲物」です。
ま、お互い似た者同士ということで。
私がケチと罵ると
「そんなこと言うけどね、ボクがケチるから我が家の経済は破綻しないんだよ。
キミの言うがままにしてたら、とっくに破綻してます。しかも何回も。」と反論してきます。
・・・・さすがに何回もはないでしょうが、時たま「一理ある」と納得してしまうだけ、私はまだ正気です。(笑)
「それにしてもあなた日本語上手いわね。」と言うと彼女はにっこり笑って
「私兵庫県出身です。ここに嫁に来ました。」
「あらぁ、そうなの。韓国は家族関係が濃密だから大変なことも多いでしょ。」
「そうですけど、ま、夫の手綱はしっかり締めてますからね。」とウィンク。
おお、天晴じゃ。大和なでしこ
そして肝腎のFaceシートも買います。20枚。
「ね。これランダムにいろいろ入れてもいい?」10枚ワンセットをバラバラにして各種類入れようと言うのです。
「うーん。いいですよ。20枚選んでください。それとあと二枚おまけします。」
「ありがとう~」このおまけにも弱いです。![]()
![]()
![]()
すると後ろで家人の声が・・
韓国のりの束を手にして同世代のおじさまと話をしています。
「これ買おうよ。美味しいよ」
私も韓国のりは好きです。でも隣に箱入りが・・
「これもね。」パッケージも素敵、トリュフ味の韓国のり。
「おー。目が高いね。これよ。食べてみて。」おじさまが箱を開けてくれます。
ご試食なのに太っ腹。
う、旨いですっ。こんなにトリュフ味がするなんて・・素敵すぎます。
「じゃ、折角来てくれたし、眼が高いからそのシートあと6枚おまけするよ。」
「えー。そんなぁ。いいのかしら」などと言いながらもう選んでいますが・・![]()
「いいよ。私社長ね。ここの社長よ。」
「あら、じゃ彼女の義理のお父さんね。息子さんこそ目が高いわね。日本からいい嫁もらったじゃない。愛想はいいし、商売上手だし。」
「おー。そうよ。でも家庭内は大変よ。私の妻は嫁に厳しい。でも息子には甘い。息子は嫁にデレデレ。私の妻は怒るね。間に私入ると大変よ。」
「それはどこの国でも同じよ。ここはお父さん、あなたの器量のみせどころよ。」
と言いながら6枚選びます。
「そうだよね。私の器量ね。そうよ。器量。男は器量よ。」
なんだか判らないハッパをかけて、Faceシート合計28枚。びりぴり化粧水3セット。保湿ステック3セット。韓国のり2ダース。トリュフ味1箱。それに保湿のスプレーとカタツムリエキスのハンドクリーム。・・どこまで保湿なのよ。
カッサカッサかっ!と自分に突っ込んでお買い物は終わりました。
ここで師匠妻からのお餞別はもち使い切り、足りない分はカード切って私は超満足。
家人はもうなんやら判らなくなっていると思います。
ただ、小銭で4,000ウォンだけ残して・・
もともと、「ケチ」ですが、私の買い物に反対することはまずありません。
・・たまーにはあります。(笑)品物入れてくれた袋が重い。
なんとガイドさんも待っていてくれました。これで迷子にもならずに済みます。
そして集合場所のすぐ手前。ホットクの屋台が並びます。
「ここが美味しいよ」とガイドさん。
はい。あの4000ウォンはホットクのためです。屋台はカードが使えない、日本円も使えない。帰りにここで食べると決めてるとガイドさんに言うと、では現金は4000ウォンだけは残しておいてくださいとアドバイスくれました。
私にとってはとても気の利くいいガイドさんです。![]()
![]()
屋台のホットクは「ナッツ」が思い切り詰まっていて、すごく美味しかったです。
甘川村のと違って丸い形で紙に挟んでいただきますが、ホカホカで最高。
これ、日本でも食べたいなと、心から思いました。![]()
私たちが集合場所に行くと、もう大抵の方は戻っていて、日本人はやっぱり、しっかりきっちりしています。
そしてバスに戻ると、今日のコースはおしまい。
とても楽しい一日でした。
食わず嫌いのような感覚でしたが、韓国は私が想像した以上に綺麗で近代的で、楽しい街でした。
次に釜山に来るときは絶対にあのクリスタルゴンドラに乗りますと心に決めました。
船に戻ってお土産を開いてみると、思いの外の量。
いやいや思いの外ではありません。想像通りの量です。でも、日々増えるおみやげの量。このままでどうやって持って帰るのか。それが問題だ・・
と、悩んだのもつかの間。
なんやら麺とホットクだけではもの足りず、おやつを調達に行くことになりました。
ほんとによく食べますが、日々10000歩以上歩いているので、大丈夫(笑) と、自分に言い聞かせて14Fに上がります。
まだまだこの日は終わらず、次回に続きます。。。
これ、ほんの一部です。。(笑)
