DSP?プロセッサー??使いません。 | 間違いだらけのカーオーディオ

日曜日の夕方にフラっと遊びにいらしたお客様

 

 

 

 

こちらのマーチはセカンドカーらしく、メインカーは来週に作業予約を頂いておりました。

 

来週の打ち合わせが主な内容ではありましたが、セカンドカーのオーディオの音が気になるので聴いて欲しいんです!との流れになり

 

聴かせて頂きました。

 

 

 

 

 

 

う~ん。高音チャリッチャリ。かなり強め、中域弱し。ボコボコ鳴る伸びない低音。

 

接点ロスを強く感じる音。

 

現状のシステム

  • フロントスピーカーはケンウッド製セパレートタイプに交換済み
  • 内臓アンプで駆動
  • チューーーンナップウーハーを搭載
  • モニター付きDVDプレーヤー
こんな感じでした。
 
こりゃー改善出来る余地しかないな。。。
 
よし、ちょうど手が空いたので作業開始!でたおせっかい
 
まずはパッシブネットワークの仕様を点検。3.9μFのコンデンサが入ってるだけのシンプルなものでした。-6dBスロープの1次フィルター
 
今回は
 
いや今回も!笑
 
アナログ的アプローチで行きます。
 
取り付けで音を引き出し、出過ぎた箇所を絞っていくという流れです。
 
DSPに頼らないので、妥協が許されません。そして、ロスが少ない為に鮮度が高い。
 
あくまでも、基本は
 
「取り付けとパッシブ、アンプのクロスオーバーやゲインを高次元でバランスさせることによって音を作り出す、現車合わせセッティング」
 
これって、ユーザーの財布に優しい反面、インストーラーには技術が求められます。
 
ユーザーにとっては嬉しい事ですよね。
 
苦労するのはインストーラーだけで良いと思っています。
 
 
 
 
 
 
前置きが長くなりましたが
  • 分岐配線及び余計なギボシの撤去で接点ロスを少なく
  • 接点のクリーニング、強化
  • ツイーター取り付け角度の変更
  • ツイーターの位相点検
  • イコライザーフラット、内臓DSPによるハイパスをカット
  • チューンナップウーハーのレベル適正化、フェダーバランスの調整
を行いました。
 
ツイーターの角度は、少し手前を向いていてレベルが強かったので、逆に少し前側に向けています。
 
 
 
 
これで、ツイーターレベルを減衰させています。
 
手前に角度をつけて取り付いてるのを良く見かけますが、ミッドレンジの取り付け角度に合わせるのが基本。音がまとまり易くなります。
 
あとは、デッキの補正機能を全てフラット、ハイパスもオフ。内臓DSPのハイパスフィルター機能を使うと音の劣化が酷いのでオバくんは使いません。そもそも、このデッキはハイパスしなくても良いくらい低音が出ていません。
 
 
 
 
 
 
納車後、帰宅されたお客様から感想が届きました。
 
 
 
 
おっと、トラブル発生w
 
きっと夢中になって聴いていたんでしょう(^o^)
 
 
 
 
まだ違和感は残るものの、良い方向に変化したようです♪
 
まだまだやれることは沢山ありますので、次回のお楽しみとしておきましょう☆
 
またお待ちしておりますm(__)m
 
 
 
 
 
 
ツイーターレベルは、アッテネーターを追加して対応するか位置を変更することでミッドレンジと合わせることが出来ます。もしくはリヤスピーカー出力をツイーターに割り当ててレベルを合わせるか。
 
どうしても、あの場所だと耳に近いのでハイ上がりになり易く、ステージもツイーターに寄りがち。
 
ミッドレンジとの距離差が無くなる位置にインストールするのも調整の1つです。
 
イメージとしては、運転席からミッドレンジまで1mなら、ツイーターも1mの位置に取り付けること
 
最近の純正カーオーディオは、ツイーターの距離を稼ぐ為にダッシュボードの角に付いてたりします。ちゃんと考えられてるんだなぁと、感心します。
 
こんな感じで、DSPが無くても出来ることって案外沢山あるでしょ?
 
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それでは(^^)ノシ