いのちが示すもの | BRAHMAN/OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND official blog Powered by Ameba

いのちが示すもの

あっという間に時間は流れるもので

10日間に渡って行なったRACCOS TOKYOが終わったと思ったら、お次は「BAD FOOD STUFF」、宮城の春フェス「ARABAKI ROCK FEST.12」に「会社の決算」と...春の嵐のような忙しさ...

そして、このブログは放置され...(・Θ・;)


ということでございまして、

私OAUマネに代わり、若手スタッフに白羽の矢を立てまして、少し書いてもらいましたので、孫を見るような優しい目でお読みくださいm(_ _ )m

今回は3月24日に行われました「ソウル・フラワー・ユニオン『闇鍋音楽祭 2012』」について、です!


この日のライヴは、ソウル・フラワー・ユニオン 中川さんの呼び込みで開演

「やっと実現しました。

 BRAHMAN!!」
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4人が立つ、そのステージに掲げられた幕に刻まれていたのは


”THE NUCLEAR ERA IS OVER!
 IF YOU WANT IT”


そして、TOSHI-LOWはゆっくりと言葉を紡ぎました


「世界が

 世界がどう変わるかなんか知らねぇ

 けど

 世界をどう変えるのかは

 俺達の意志だ

 
 何にも変わらねぇ

 絶対、変わらねぇ


 大事なもの

 ずっとずっと

 ここで教わってる」



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世界を、時代を変えるのは、自分たちの意志


TOSHI-LOWの言葉と、掲げられた幕のメッセージを背に

充満した熱は一気に沸点に達し

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ここに集ったそれぞれが

生きている「いま」という足元を確認して

音楽から、ライブから、言葉から

頭ではなく、心で学んでいるように


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撮影:三吉ツカサ氏(Twitter/Blog/Showcase PrintsPC, Mobile

それぞれの意志が、一つの対話をしているように感じました


ライブハウスに足を運ぶ度に

ライブに向き合う度に

いつも大切なものを学びます





TOSHI-LOWはソウル・フラワー・ユニオン 中川さんとの震災後のやりとりに触れながら、次のように伝えています


あ、ちょっとNEWEST MODEL(ソウル・フラワー・ユニオンの前身)のことも話していたので

まずはその件の説明をしてから!


TOSHI-LOW曰く

中学を卒業してライブハウスに入り浸り始めた頃

大学生の友達からNEWEST MODELのCDを借りることに。

NEWEST MODELメンバーのことは、豆知識として「過激派」「日本赤軍の残党」と教えられたらしい…

そんなメンバーを、タイマーズみたいな格好をしていて、火炎瓶とかを投げて、ワーキャーやってる人たちで、カッコイイ、と思っていたと回想しています…


時は経ち、原付免許を取ってからのこと、、、

パンクスなんでヘルメットは被らないと、独自のルールでバイクにまたがるTOSHI-LOW少年が

ウォークマン、、、ではなく「遊歩人」なるそれに似た”再生のみ”という、巻き戻しなどの機能を排除した一本勝負の、男らしいカセットプレイヤーを携え

相変わらず聴いていたNEWEST MODEL

そこから聴こえる中川さんの野太い声のように成るべく

エンプティ・ノーションを歌いながら田舎道を爆走!


そういう微笑ましいエピソードは、次のように続きます(●´ω`●)



「こんな、中川みてぇな

 野太い声になりてぇなと思って

 ブンブンいいながら

 エンプティ・ノーション~、って歌いながら帰るわけなんだけども

 家から裏道を通って、田舎道を通って帰るから、途中に大きい信号が1個位しかなくて

 
 そこまで俺は、ブゥーっと走ってって、歌いながら走ってって

 
 赤信号で止まって

 いや、でも俺、法律とかあれだから行っちゃおうかなと思った


 そん時に、後ろから大人二人が

 俺のことをガァーッ、て飛びかかってきて

 地面にドンッ、と押さえつけて


 コラァッ!

 何でヘルメット被ってねぇんだコラァッ!



 って言われて


 パって上見たら

 紺色の制服を着た、警察官二人っていうのに、俺は押さえつけられていて


 その警官が


 駅からずっとお前がヘルメット被ってないのを追っかけてきたんだッ

 スピーカーで、止まれ!止まれ!、と言ってんのに

 お前は何で止まらねんだァッ!!


 
 って俺の" 遊歩人 "を引きちぎって


何聞いてんだコラァッ!、って言われて


 俺はもう、その、パニックになって

 NEWEST MODELっつうのが出なくて



 日本赤軍です!!


 そしたら、警官が


 日本赤軍なら


 ヘルメット被んだろッ!!





 そんな俺の、人生初違反切符


 今日はその違反切符の違反代と遊歩人の弁償代を

 中川 敬と奥野に請求をしに、こうやってノコノコ来たんですけども

 さっきカッコイイTシャツを貰ったんで


 チャラにします」



いや~、書いたはいいが、載せて大丈夫かな…
(((よし、頑張って書いたから、そのままそのまま)))


それでは震災後のやり取りのお話へ




「3月かな、4月くれぇの頭かな

 まだ1ヶ月たってない位に

 東北にガンガン何か支援物資とか持ってった時に

 中川から電話がかかってきて

"TOSHI-LOW君、何かあったらすぐこっちから送るから

 何ならSOUL FLOWER基金使ってもいいから"って言われて

 俺はすげぇ、心強く思ったんだけど


 あれ?

 もしかしてこの人達、来てくんねぇのかなと思って

 そしたら、思い過ごしだったね

 
 すぐ5月になって石巻に行って

 漁師のおじさんとか、子供たちとか、俺達が喜ばせらんないような

 そういう人たちをガンガン喜ばせて


 俺はやっぱり自分の信じてものが

 すげぇ優しくて、強ぇもんで良かったなって思っていて


 ほんで、色んな事思い返して


 初めて俺達の仲間が流された山田っていう町に行って

 あの焼け落ちて、生臭くて、瓦礫だらけで

 パラッパラッとしか自衛官がいなくて

 その中で、棒で遺体を探してる姿とか見たら


 あの時(阪神淡路大震災)の神戸っていうのは

 もしかしたら、こういう光景なんだろうなっていうのをマジで思っていて


 あの瓦礫の街でもちろん一瞬びびったけど

 俺は頭の中で歌をずっと歌ってて

 やっぱりそういう時には好きな歌が流れてるもんで

 " 満月の夕 "をずっと歌っていて

 あぁ、こういうためにこの歌はあるんだろうなって

 俺は、そういう歌をずっとずっと信じてきて良かったなと思って」



ソウル・フラワー・ユニオンの皆さんも、震災後、すぐに三陸沿岸の街を訪れ、様々に活動されています。
(OTOTOYよりインタビュー記事

そして、ソウル・フラワー・ユニオン『 満月の夕 』は

1995年1月17日に起こった阪神淡路大震災の際、神戸と大阪を往復している2月に作られた曲です
こちらより楽曲と歌詞をご覧いただけます)



歌詞の最後にこうあります



『 解き放て いのちで笑え 満月の夕 』


僕はこの歌詞を聴いて、身体の芯から奮い立ちました

実際に身に起こってないのに、何言ってんだって叱られるかもしれません


それでも震災後に津波に流された街、地震で崩れた街に立って痛感していることは

思慮深く考慮して行動することが重要なのも、もちろん分かるんだけど

自分のこころが動かす方向、「いのちが示す」その方向に動くことが大切なんだってこと


満月の夕は、そんな自分の「いのち」の根を再び熱くさせてくれるものでした


世界を、時代をどう変えるのか


それは、それぞれが「いのちの示す」方向に従えば


きっと叶えられるアカルイミライがあると

あの日から

ずっと信じています

ずっと伝えていきたいと思っています


いのちの示す方向の、その先の未来



TOSHI-LOWは、後悔しない未来をつくりたいと最後に伝えました


”奪い合う、豊かな未来ではなくて

 大事なものを分け合う未来”、と




中川さんの上のインタビューにはこうありました。


【広島、長崎、第五福竜丸、スリーマイル、チェルノブイリ等の数少ない体験から学んで、

 想像力を総動員して未来を作っていかなあかん。


 この世界を形作ってきた俺ら大人世代は、当然のことながら、新しい生き方を求められてるし、

 子どもたち、次世代に厳然と「おまえらはどないやねん! 」と問われてるよ。】





みなさんの「いのちの示す」方向には、何が見えますか?








最後にもうひとつ

前回のブログに書いています『RACCOS TOKYO』について

まずは、たくさんの皆さまのご賛同とご協力、誠にありがとうございました!!!!

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最終日も迫ると、春の嵐を耐えた桜もお出迎え!

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お待ちいただく時間は大変でした。

にもかかわらず

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陸前高田の「マスカットサイダー」に宮古の乾き物etc

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RACCOS BURGER×BRAHMAN【復興の「鬼玉バーガー」】も大好評をいただきました!!

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メンバーも精一杯のお手伝い!


そして、ご来場いただきました皆さまのマナーの良さは驚くほどで、本当に意識の高い企画であったと思います!!!!

皆さまの一丸となったご協力と
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『幡ケ谷再生大学 第三分団』様の大きな大きなお力添えの御陰です…(;´▽`A``


この『RACCOS BURGER』開催時の様子や、その後の店主
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Raccoさん(IdolPunch/RACOSS GURGER)が東北を訪れたようすを、ツイッターで追っていたものを下記にまとめましたので、ご覧いただきましてご報告とさせていただきます!

RACCOS TOKYO (2012.03.27-04.06)




【ミミヨリ!!】
RACCOS BURGER×BRAHMAN【復興の「鬼玉バーガー」】に使用した茨城産ほうれん草が

明日、4月22日(日曜)に

モノ作り集団「ELNEST CREATIVE ACTIVITY」のフラッグショップ「MIGHTRY」の一周年を記念した『舞鳥祭』にて無料配布されますっ!!


さまざまな検査、測定結果に異常が無いにもかかわらず

風評の影響で、ただただ行き場を失ってしまった、ただそれだけの


とっても甘くて美味しい" ほうれん草 "ですっ(o^-')b

RACCOS TOKYOでも、もちろん大大好評!!


「MIGHTRY」へのアクセスはコチラより

ほか、『舞鳥祭』の詳細はコチラより




あ、あ、あれれ、


若手スタッフに書いてもらったブログの記事、、、

3行しか使ってない………(ヘッポコ)/.。o○(ゴメンネ)