関西本線&近鉄名古屋線全駅間歩き(名古屋-河原田) その16・富田海岸のいまむかし | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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その15からの続き

 

-近鉄富田(10:06発)-富田浜(10:32着・10:45発)-

 

 

211系が休む富田駅には三岐鉄道のホームも残されていました。

 

近鉄富田駅に着きました。

急行までの全列車が停車し、三岐線の旅客列車も乗り入れています。

近鉄線の1日利用者数は1万人弱で、JRとは圧倒的な差です。

 

ここも通過するだけのつもりでしたが、

ちょっとホームも覗いてみたくなりました。

 

 

 

ホームは2面3線ですが、

一番奥の3番線は三岐線専用ホームで、

近鉄線とは繋がっていないため、近鉄線としては実質2面2線です。

 

 

 

というわけで、次の駅へ。

まずはメーンストリートを折り返して南東へ。

街並みは商店街らしいけど、やっぱりシャッター降りたままの建物が目立つ。

 

 

 

富田は旧東海道の「間の宿」だったとのこと。

有名な「その手は桑名の焼き蛤」も実は富田の焼き蛤らしい。

 

 

 

そんな富田の街ですから、

趣ある家並みが海へ向かって続いていました。

 

 

 

途中でまた郵便局に立ち寄るも、

ポスト形はがきは売り切れ…失意の思いで小道を南西へ。

 

 

 

小道を進むと、左手に小さな船だまりが。

ここは富田港とのこと。

 

元々は今歩いている場所が海岸沿いだったとのこと。

富田はクジラ漁で栄えていた時期もあるそうなので、

富田港ももっと立派だったのかもしれません。

 

 

 

そのまま進むと、沿道には松並木。

 

このあたりは港があっただけでなく、

典型的な白砂青松の海岸が続いていたとのこと。

今となっては海すら拝むのが難しい場所ですが、

道沿いに連なる松の木と所々に残る趣ある建物が往時を物語っています。

 

 

 

JRの富田浜駅に到着。

 

ここは元々海水浴場のために造られた駅。

夏は海水浴客で大いに賑わったそうですが、

海水浴場が閉鎖されてからは寂れた雰囲気になってしまったそう。

 

 

 

ホームは2面2線。

 

扉の無い待合室で休憩しましたが、

その片隅には架け時計が落っこちてた。

どうやら昨日の風で吹き飛ばされたらしい。

 

 

 

次の駅へ向かいがてら、ちょっと今の海岸線を見に行きたいと思います。

古い空中写真を見ると、元々はこの突き当たりが砂浜だったみたい。

 

 

 

国道23号を越えて、浜園緑地に入りました。

国道から先は高度経済成長期に埋め立てられた場所。

 

 

 

駐車場を抜けると、港湾エリアに。

白砂青松の海岸とは似ても似つかない海岸線。

 

 

ん?

対岸になんか特徴的な建物があるぞ。

 

 

 

こちらはポートビル。

高さは100メートルで、三重県で最も高い建物なんだそう。

最上階には展望施設もあるとのこと。

 

確かに遠くからも目立つ建物だけど、

名古屋でさんざん高い建物見た後だったから、

この建物が三重県で一番高い建物だとは気づかなかった。

 

 

 

すっかり工業地となった現在の海岸線をさらに南へ進みました。

 

 

その17へ続く

 

 

富田駅手前から富田浜駅先までのGPSログ(1/20,000)です。