関西本線&近鉄名古屋線全駅間歩き(名古屋-河原田) その10・輪中集落の長島地区を西へ | 駅から駅まで・旅のあしあと

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今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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その9からの続き

 

-長島(16:16着・16:30発)-

 

 

海のように広い木曽川を渡って、桑名市の長島地区に入りました。

 

長島地区に入ってすぐに国道を離れ、住宅地へ。

 

 

 

長島地区は東西を木曽川と長良川に挟まれた輪中集落です。

 

輪中とは教科書的には「堤防で囲まれた集落」のことを指していますが、

水防組織や社会構造などにおいて他地域とは異なる特徴があるそうです。

そのため、ここと同じように堤防で集落が囲まれていても

木曽三川流域以外では「輪中」という言葉は使わないそうです。

 

 

 

おっと、飛び出しトビタ君だ。

半分近畿の三重県に入って、見かける頻度が増えたような。

 

実際、この長島地区は関東文化と近畿文化の

境界線になっていることが多いらしい。

 

 

 

堤防で囲まれた輪中の中にも水路が走っています。

 

そして、そんな景色の中にマンションが。

ここも30分程度で名古屋まで行けますからねぇ…。

 

 

 

長島駅へのアプローチに入りました。

 

 

 

近鉄線の踏切を渡ったら右側の道へ。

 

 

 

道の突き当たりに長島駅がありました。

駅舎は無く、低いアンダークロスの途中にホームへ向かう階段があります。

1日利用者数500人程度の完全無人駅。

 

後の時代になって新設された駅のような雰囲気ですが、

長島駅は路線開業当初から存在した駅です。

開業当時は1つ前の写真の道を左に進んだ突き当たりに駅があったそうで、

駅舎も存在していたそうです。

 

 

 

ホームは1面2線の島式。

かつては左側の側線とその先の広場付近に駅があったみたいですね。

 

 

 

ちょうど四日市行きの普通電車が到着。

通常のスピードで入ってきたから、速度規制は解除されたのかな?

 

 

 

JRの長島駅ではあまりゆっくりできなそうだったので

休憩場所を求めて近鉄長島駅へ。

1日利用者数は1,500人ほど。

 

 

 

ホームは2面2線の相対式。

通常時は普通と準急のみ停車しますが、

なばなの里のイルミネーション開催期間中は急行も停車します。

 

桑名方面に向かうホームで

中学生ぐらいのグループがワイワイやってたけど、

夕方からどこへ行くんだろう?

 

 

 

駅前広場に出ると、なばなの里行きの直行バスが停車中でした。

満員というほどではありませんが、結構乗っていました。

 

 

 

次の駅は今日のゴール・桑名駅です。

最終駅間も結構距離があるけど、日没までに着けるかな。

 

 

 

南に下ると、左手奥に長島中学校と長島中部小学校が見えてきました。

 

学校がある場所にはかつて長島城があったとのこと。

校舎がお城風なのはおそらくそのため。

長島一向一揆の本拠地で、壮絶な戦いの舞台にもなりました。

 

 

 

学校の先で右折して、西日を正面に受けつつ堤防へ向かいました。

 

 

その11へ続く

 

 

弥富駅先から長島駅手前までのGPSログ(1/20,000)です。