伊豆急行線全駅間歩き その5・黒くゴツゴツした城ヶ崎海岸 | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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その4からの続き

 

-(富戸-城ヶ崎海岸間歩行中)-

 

 

じわじわ丘を下って線路沿いの道に合流、

海と大室山を眺めつつ富戸駅に立ち寄りました。

 

海岸線近くまで下りました。

ここから右方向へ進むになりますが、

道しるべに展望台という文字があったので反対方向に寄り道してみます。

 

 

 

展望台には5分もかからず到着。

岩がちな荒涼とした土地にぽつんと展望台。

 

観光客の姿はなく、岩場に釣り人がいるのみ。

 

 

 

本来は海を見るための展望台ですが、

陸側の風景が気になってしまいました。

 

海岸の右側だけ黒いゴツゴツとした岩の塊が見えます。

これは溶岩が冷え固まってできた柱状節理。

そこから奥(左)の海岸線は礫海岸ですが、柱状節理はありません。

 

これ、どうやら地形の境界線みたいです。

今立っている場所も含めた手前(写真右)側は、

大室山が形成された噴火で流れ出た溶岩が冷え固まった場所。

一方、それより左側は溶岩に覆われなかった本来の海岸線みたいです。

 

溶岩によってできた地形はこれから向かう城ヶ崎海岸が有名ですが、

こちら側にも溶岩が流れ込んでいたようです。

 

 

 

少し戻って、先へ進みます。

そのまま溶岩に覆われなかった海岸線に入りました。

 

 

 

県道109号に再び合流。

狭い道に変わっていましたが、交通量も少なめでした。

 

 

 

5分も歩かないうちに富戸漁港が見えてきました。

海岸近くに並べられたタンク…ここは有名なダイビングスポットとのこと。

あそこにタンクが置かれてるってことはビーチエントリーなのかな?

 

奥の岩がひときわ黒く切り立っています。

ここから城ヶ崎海岸を形作る溶岩地形エリアに入ります。

 

 

 

集落を進みつつ高台へ登りました。

やっぱりダイビングサービスを結構見かける。

 

 

 

やがて城ヶ崎ピクニカルコースの入口が見えてきました。

海岸線に沿って続く遊歩道です。

 

ここまで来たのに歩かない手はありません。

 

 

 

道は未舗装といえば未舗装ですが、

よく整備されていました。

 

 

 

道の途中に復元された砲台が。

ここにはかつて、黒船襲来に備えた砲台があったそうです。

砲台そのものは、後に下田へ移されたとのこと。

 

 

 

遊歩道の工事が行われていたので、山側の暫定歩道に迂回。

 

 

 

そして、元のルートに戻ったところでこの景色。

 

サスペンスドラマの終盤に出てきそうな風景…というか実際出てきてる。

犯人がのこのこ出てきて逮捕フラグを立てまくるあのシーン。

殺されそうになるまで刑事さん待ってるでしょと言いたくなる、あれ。

 

 

そう、ここが…

 

 

城ヶ崎海岸の名勝・門脇吊橋です。

奥にはこれまた有名な門脇埼灯台が。

 

さっきまで人が少なかったのに、ここまで来ると急に人が増えた。

次から次に人が来るので、人を入れずに写真が撮れない。

 

 

 

というわけで、吊り橋を渡ってみました。

 

 

 

吊り橋の上から岩場を眺めると、見事なまでの柱状節理。

 

ここはブラタモリでも

大室山をつくった噴火の溶岩流が流れ込んで形成されたって説明してましたよね。

 

 

その6へ続く

 

 

富戸駅手前から城ヶ崎海岸までのGPSログ(1/23,500)です。

富戸駅周辺の海岸線も城ヶ崎海岸の海岸線と同じ形状していますよね。