秩父鉄道全駅間歩き2(武川-上長瀞) その7・洪水の記録と長瀞アルプス | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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その6からの続き

 

-野上(14:04着)-

 

 

樋口駅から小学校の裏手に回り込むと、柵に囲まれた場所がありました。

 

こちらは寛保洪水位磨崖標とよばれるもので、

よ~く見ると、赤丸で囲った場所に「水」と刻まれています。

 

1742年8月に関東地方を猛烈な豪雨(台風)が襲い、

付近を流れる荒川も水位が上昇し、一帯は水没してしまったそうです。

「水」の文字は、洪水時の最高水位を記録するために洪水後に彫られたものとのこと。

 

樋口駅の場所で荒川の平水面から15メートル以上高台にあるのに

それが水没するとはいったいどんなレベルの雨なんだよと小一時間…。

 

 

 

小学校裏の道から次の駅へ。

家の雰囲気的に旧街道はこの道だったのかな?

 

 

 

線路と併走する国道に合流して、しばし道なり。

 

 

 

途中で国道を離れて旧道と思しき道へ。

すぐに踏切を渡ろう…と思ったら、貨物列車がやってきた。

 

本当にたくさん貨物列車が走ってるなぁ。

 

 

 

やっぱり旧街道らしい雰囲気。

 

 

 

もう一度踏切を渡って、国道に戻りました。

 

 

 

そのまま国道を進んでも次の駅の駅前に着きますが、

ここは敢えて西側へ寄り道。

 

正面奥の柵の上にはなぜか青狸と青組の飛行機。

ここは金属加工を専門としている会社の工場。

施工実績を見ても両者との関係はわかりませんでしたが…

会社のイメージカラー繋がり??

 

 

 

さらに先へ進むと、民家がまばらになってきました。

 

 

 

途中の角を左折して、進路を南へ。

 

こんな雰囲気の場所に中央公民館があった。

そんなに中央って感じじゃないような気もするけど…。

 

 

 

さらに進むと、左手に閉店したスーパーと思しき建物。

その入口にウェルシアの移動販売車が止まって、食料品を販売してた。

ウェルシアって食料品も売ってる薬局だけど、

地方ではスーパーみたいな役割してるのね。

 

ちなみに、右手にそびえる山々は「長瀞アルプス」と呼ばれる山々。

標高は300メートル前後みたいですが、

集落からみると壁のようにそびえ立つ山並みがアルプスと呼ばせているのだろうか。

 

 

 

そのまま進むと集落に入りました。

道の先には野上駅が見えてきた。

 

 

 

国道を横断すれば、駅はもう目の前。

国道との交点に道路元標があったので、ここがもともと町の中心。

 

 

 

というわけで野上駅到着。

 

波久礼駅のような木造駅舎ではありませんが、

古くからの駅という雰囲気は十分。

 

 

 

ホームは2面3線ですが、

旅客営業では駅舎側2面2線を使用しています。

貨物列車が頻繁に走るためか、このあたりはどの駅も交換設備が充実してる。

 

 

 

休憩中に旅客列車が到着。

 

最近は2両編成も増えてきたみたいですね。

運転本数は増加傾向なので、必ずしもネガティブな話題ではないみたいですが。

 

 

その8へ続く

 

 

樋口駅周辺のGPSログ(1/22,500)です。