さぁ、新年最初の全駅間歩きですよ~。
これはまだ東京の最高気温が30℃を毎日越えてた昨年9月の話ですが…。
東京駅に入線したはやぶさ1号。
これに乗って一路北へ…。
そのまま乗ること4時間。
車窓に北海道駒ヶ岳が見えてきました。
終点の新函館北斗で札幌行きの特急北斗に乗り換え、
さらに1時間あまり乗って、ここで降りました。
今回のスタート駅・長万部駅です。
今回歩く路線は函館本線。
函館本線は函館から小樽を経由して旭川までを結んでいます。
支線を含む合計営業キロは458.4kmで、これは北海道では最長です。
昨夏は函館から長万部まで歩き、
そのまま室蘭本線に入って大岸駅まで歩きました。
今回はここ長万部から「山線」を歩いて4泊5日で小樽を目指します。
「山線」として知られる函館本線の長万部-小樽間は、
ニセコの山々と羊蹄山を眺めながら後志の森林地帯を走る区間で、
その140.2kmの間で2回峠越えに挑みます。
かつては文字通り札幌と函館を結ぶ幹線区間でしたが、
室蘭本線と千歳線の開通により徐々にその座を追われ、
現在では細々と普通列車が走るローカル線となっています。
現在新函館北斗まで開通している北海道新幹線は、
長万部から倶知安、小樽を経由して札幌へ向かうルートで工事が進められています。
新幹線開通に伴い、山線区間は全線廃止・バス転換となることが決まりましたが、
計画通りのバス運行が困難であることも指摘されています。
将来の廃止が決定的な現状では、
大規模な災害が発生すると、時期を待たずに廃線となる可能性もあります。
実際に廃止されるかは別として、今のうちに歩いておくことにしました。
北海道でも8月は猛暑だったようですが、
9月に入るとまとまった雨が度々降るようになりました。
そして、今回も直前の予報では初日以外毎日傘マークがついていました。
しかもまとまった雨が降りそうな予報。
雨に降られに行くような今回の全駅間歩き。
いったいどんな展開が待っているのでしょうか?
[そのほかの函館本線シリーズはこちらから]
1回目: 大沼-渡島砂原-森(-石谷)
2回目: 函館-長万部(-大岸)
1日目・9月16日(土) 歩行区間:長万部-黒松内 天気:晴れ
長万部(12:35発)-
2日目: 黒松内-昆布
3日目: 昆布-倶知安
4日目: 倶知安-然別
5日目: 然別-小樽
長万部駅のホームは2面4線。
駅舎とは跨線橋で連絡しています。
駅舎側のホームは特急用、今いるホームが普通列車用です。
長万部駅の先で函館本線と室蘭本線が分岐しています。
直進方向が室蘭本線、
函館本線は特急ホームの先で大きく左へカーブしています。
長万部駅の外に出ました。
気温は25℃。
東京に比べれば随分涼しいですが、
普段なら20℃前後まで下がっている時期なので、
北海道も随分暑い夏だったようです。
それでは、山線全駅間歩きのはじまりです。
まずは長万部の中心市街を北へ。
そのままいったん国道37号に入りました。
本来進む方向ではありませんが、ちょっとだけ寄り道。
南部陣屋川を渡った次の角を左折して、踏切を渡りました。
長万部中学校の横を通過。
町唯一の中学校で生徒数は96人。
これが高校だと思ってたけど、高校はこの奥にあったらしい。
国道5号に合流。
ここから本来進む方向に歩きました。
じょじょに民家が少なくなってきました。
そんなところにあったのが長万部ターミナル。
ここから函館行きのバスと瀬棚行きのバスが出ています。
ターミナルといっても、バス置き場というような感じ。
地方の「~車庫」バス停にありがちな光景。
道央道をくぐって、さらに先へ。
長万部市街を抜けました。
(その2へ続く)
長万部駅周辺のGPSログ(1/25,000)です。