(その5からの続き)
-鹿部飛行場(13:43着・14:08発)-
銚子口駅から雪道を下り、事実上廃湯となった東大沼温泉を通過しました。
道なりに進んで、折戸川の対岸を走る道道へ向いました。
地図では左岸をそのまま進む道が描かれていましたが、
通行止めだったあげく、完全に雪に埋もれていました。
どうやらその道は大沼電鉄の線路跡だったらしい。
道道43号に合流しました。
最初に大沼駅から2km弱歩いた道です。
左手に牧場が見えてきましたよ。
敷地外から覗いてみると、小屋の中にはたくさんのホルスタインさんが。
結構広い牧場でしたよ。
小さなアップダウンがありましたが、全体的には下り傾向でした。
いつの間にか車道の雪が無くなっていました。
試しに歩いてみると凍ってなさそうだったので、
車が視界に入るまでは車道を歩きました。
小さな沢の奥には使われてなさそうな橋が見えました。
大沼電鉄の線路跡は対岸のはずだから、
これは道道の旧道かな?
左奥から大きなエンジン音が聞こえてきました。
今度こそ鹿部飛行場を離着陸した飛行機かな?
せっかくなので、鹿部飛行場の近くまで行ってみましょう。
飛行場は折戸川の対岸なので、次の角を左折します。
カメラをしまった直後、道道をキタキツネが横断しました。
慌ててカメラを取り出したのですが、撮れたのはこんな写真だけ。
折戸川の対岸に渡りました。
左手はもう鹿部飛行場の敷地で、柵が張り巡らされていました。
こんな道で大型ダンプと何台かすれ違いました。
行く先はどこだっただろう?
鹿部飛行場の入口にさしかかりました。
門は開け放たれていますし、
立ち入り禁止を伝える標識はありません。
ここ、入れるのか?
鹿部飛行場と聞いて、ピンとこない人も多いと思います。
それもそのはず、ここを発着する旅客航空路線はありません。
さらにいえば、飛行場は朝日航空という民間企業が管理しています。
それゆえ、関係者以外立ち入り禁止なんじゃないかと、ちょっともぞもぞ。
ネットで調べると敷地内の写真がいくつもヒットしたので
たぶん大丈夫と思い、恐る恐る構内に入りました。
構内道の突き当たりの先は鹿部飛行場のエプロンでした。
この高さではよく見えませんが、この奥には850メートルの滑走路があります。
残念ながらエプロンには飛行機の姿は無く、
滑走路ではラジコン飛行機が離着陸していました。
後で聞いた話によると、室蘭工業大学の学生が使用していたとか。
そして、こちらが鹿部飛行場の管理棟。
ここはさすがに入れないと思ったら、
ちょうどやってきた社員の方が中もどうぞと入れてくれました。
その社員の方の話によると、
この飛行場には自家用飛行機やヘリコプターが発着しているとのこと。
自家用飛行機は、花巻空港や丘珠空港などから来るそうです。
花巻-鹿部が約90分らしい。
そのほか、高圧線敷設工事に使用する大型ヘリコプターが
新木場からここを経由して北海道各地へ赴くこともあるとか。
新木場のヘリポートならよく見てるし、離着陸も時々見かける。
この御時世、あんまり屋内で話をしちゃいけないのに
10分以上話し込んでしまいました。
ま、距離とってマスクしてたから。
「鹿部駅まではまだ距離ありますよ」と見送られ、全駅間歩き再開。
国道の方向に足を進めると、建物が見えてきました。
鹿部駅へは国道との交点を左折しますが、
せっかくここまできたので、右折して鹿部市街を歩いてみることにしました。
(その6へ続く)
東大沼温泉先から鹿部飛行場手前までのGPSログ(1/30,000)です。
鹿部飛行場周辺のGPSログ(1/30,000)です。