成田線全駅間歩き3(我孫子-成田) その3・湖北駅に残る昔の面影 | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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その2からの続き

 

-湖北(8:16着・8:30発)-

 

 

東我孫子駅を後にして国道を東へ、湖北台団地に入りました。

 

湖北台団地の商店街にさしかかりました。

この時期の公団住宅にありがちなスタイルで、

それぞれの商店の奥に居住スペースがあります。

 

団地の中心的役割を果たしていたこういう商店街も

今は大型店に押されて衰退傾向です。

ここも営業してない店が目立つ…。

 

 

 

湖北駅へ向かう路線バス。

8時台だけやたらとバスが通るダイヤです。

 

通勤需要が突出しているのかと思ったのですが、

場所的にそれだと遅すぎるような気が。

どうやら、高校へ向かう通学バスの折り返し便みたいですね。

 

 

 

さらに東へ。

左に見える和食レストランはたまに食べに行きます。

ここじゃないですけど。

 

 

 

バス通りから1本外れますが、

たぶんこれが駅前商店街…なのかな。

 

先ほどの商店街同様、あまり元気無さそうにみえますが。

 

 

 

湖北駅に着きました。

 

 

 

ホームは1面2線の島式。

北側には側線が設けられています。

 

 

 

ホームの成田寄りには長ベンチのようなものが設置されていました。

 

…でも、ベンチにしては鉄製で隙間もあるし、ちょっと背が高い。

何より背もたれがないぞ。

 

 

実はこれ、荷物置きの台なんです。

 

成田線(我孫子支線)の沿線や京成線の沿線はかつて

「カラス部隊」として知られる行商さんが多くいたエリアです。

行商さんは主に自宅でとれた農作物を籠いっぱいにつめ、

都心でおのおの商売をして、夕方戻ってくる生活を送っていたそうです。

 

最近まで京成線には行商専用車両が走っていて、

成田線にもかつてはそういった電車が運行されていたそうです。

近年は行商さんの高齢化や自動車へのシフトが進み、

電車に乗り込む行商さんは少なくなったそうです。

 

千葉に住んでた祖母の家に時々野菜売りが訪ねてきてましたが、

あの人も行商さんだったのかな。

 

 

こちらは正規のベンチに腰を下ろし、

一休みすることにしました。

 

 

 

北口から出て、次の駅へ向かいます。

 

南側は公団住宅が広がっていましたが、

こちら側は旧来の市街地です。

 

 

 

線路と国道の間にある筋を東へ進みました。

 

昔ながらの民家や廃商店と思しき建物が続いていたので、

この道が成田街道(銚子街道)の旧道かと思っていたのですが、

この近くの国道に一里塚があるそうなので、そうではなさそう。

 

 

 

住宅が途切れたところに、農地も広がっていました。

 

 

 

湖北小学校の横をさらに東へ。

 

 

 

国道356号に合流しました。

やっぱりこの道が成田街道(銚子街道)か。

 

 

 

引き続き国道を東へ。

しばらく進むと新木地区に入りました。

 

 

その4へ続く

 

 

湖北駅から新木駅までのGPSログ(1/32,000)です。

 

新木駅の北口は狭い道でつながっており、

車を利用する場合は、踏切を渡って南側へ出る必要があります。