今回の全駅間歩きは常磐線です。
前回は5分咲きの梅を見て、偕楽園駅に立ち寄りつつ勝田へ向かいました。
今回は勝田から日立へ向かいます。
ところで、茨城県の会社といえばどこが思い浮かびますか?
多くの人は「この木なんの木」の会社を思いつくんじゃないでしょうか。
なにしろ世界のHITACHIですからね。
ん?
あそこは東京に本社移したから、東京の会社だろって?
だまらっしゃい!
本社がどこであっても、本拠地が大切なんですよ。
今回の全駅間歩き見たら、もう「本社が東京だから東京の会社」なんて
言わなくなりますよ。
嘘だと思ったら、
最後までおつきあいください。
[そのほかの常磐線シリーズはこちらから]
1回目:日暮里-柏
2回目:柏-ひたち野うしく
3回目:ひたち野うしく-高浜
4回目:高浜-友部
5回目:友部-勝田
11月9日(土) 歩行区間:勝田-友部 天気:晴れ
勝田(8:05発)-佐和(9:02着・9:15発)-
我孫子始発の普通列車に揺られて1時間半。
8時少し前にスタートの勝田駅に到着しました。
自宅を出たのは朝4時45分。
移動だけでも時間かかる場所まで来たものです。
まっ、行くだけで疲れちゃうなんて言っちゃ歩けませんけどね。
勝田駅の常磐線ホームは2面3線。
外側の2線が本線です。
勝田の市街地は駅の東側に広がっていますが、
敢えて西側に出てみました。
東側はひたちなか海浜鉄道を歩く時にでも…。
全駅間歩きスタートです。
さっそくあの会社の建物が見えてきましたよ。
勝田駅の西側には日立製作所の水戸工場があります。
しばらく線路沿いを進むと…
あれ?
奥に見えるのは、線路、だよね。
右を見ればこんな感じ。
紛れもなく線路の跡です。
これは日立製作所水戸事業所へ続いていた専用線の跡です。
単なる専用線ではなく、旅客輸送もやっていたそうです。
工場があまりにも広いため、
駅と隣接してても職員を鉄道で輸送する必要があったようです。
1993年に廃止となり、踏切は埋められてしまいましたが、
まだ線路は所々残っているようです。
歩いて来た市道をいったん外れて、
さらに線路沿いを歩くと…
車両基地が見えてきました。
勝田車両センターです。
車両センターの周囲は閑静な住宅地です。
回り込んで、もう1枚。
これだけ近いところから特急列車が撮れるもんだから、
テツ道に励む方がカメラを構えていましたよ。
先ほどの市道に戻りました。
仕事で腹立つことがあったから歩いて忘れたいと思うのに、
「忘れたい」と思うからまた思い出してしまう…。
無心で歩かなくては。
無心で歩こうと思うと、
「無心になろう」と思うことで無心になれない。
どないせっちゅうねん。
周囲はロードサイド街です。
ここからは道なりに進みました。
佐和駅という文字が見えてきました。
地図でみると結構距離ありそうでしたが、
意外と近かったような…。
佐和駅近くにさしかかりましたが、
相変わらず住宅地が続いていました。
駅入口の四つ角を右折して駅前通りに入りました。
駅前通りに入っても、
やっぱり住宅地っぽい感じがします。
駅名でもある佐和の集落と佐和駅は離れているみたいです。
佐和駅に着きました。
素朴な感じの駅ですね。
ホームは2面2線の相対式です。
ちょうど水戸行きの列車が来たのですが、接近放送で
「危ないですから、あとにさがってお待ちください」と言ってたのが印象的でした。
漢字で書けば「後に下がって」なので違和感はそれほどないのですが、
実際にアナウンスを聞くと…。
さて、次の駅へ向かいますよ。
駅を出てすぐの角を右折して、まずは北へ進みました。
県道と交差したところでいったん左折。
さっきよりも駅前通りっぽい?
勝田駅から歩いてきた市道に合流しました。
さらに北を目指します。
しばらく進むと民家が少なくなり、緑が増えてきました。
この近くに佐和高校があるのですが、駅からはやや離れています。
自転車使っているのかな?
この程度なら頑張って歩いているのかな??
市道を歩いても次の駅近くまで行けるのですが、
ずっと同じ道はつまらないので、佐和高校の入口から北東方向へ。
運動場の横を抜けたら、台地を下りはじめました。
台地の谷間は高圧線の通り道でした。
台地を登ると住宅地に入りました。
ここはさわ野杜団地。
わりと新しそうな住宅地です。
これだけの住宅地なのに路線バスの気配はなく…。
やっぱり車社会なんですね。
住宅地の中を5分ほど歩くと、突き当たりが見えてきました。
ここでひたちなか市を離れ、東海村に入ります。
東海村といえば…
(その2へ続く)
勝田駅から佐和駅先までのGPSログ(1/64,000)です。
今回は時間の都合で直線的なコースをとりましたが、
日立の工場はもう少し追いかけてみたかったですね。