常磐線全駅間歩き1(日暮里-柏) その1・下町のちニュータウン | 駅から駅まで・旅のあしあと

駅から駅まで・旅のあしあと

鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
X(Twitter)アカウント:@Oaksky8

 

北海道帰り最初の全駅間歩きは常磐線です。

常磐線は日暮里駅から宮城県の岩沼駅までを結ぶ343.7kmの路線です。

日暮里駅から北東方向に進み、千葉県をかすめ、茨城県を北上し、

福島県沿岸部を通り、宮城県へ向かいます。

 

5年前の東日本大震災とその後の原発事故の影響で、

常磐線は今も一部区間で運転できない状態が続いています。

その区間に達する頃までには運転が再開されていることを期待しつつ…。

 

第一回の今回は、柏駅を目指します。

本当は我孫子まで行きたかったけど、もう日没が早いんだもん…。

 

 

当初は、この前日に別の路線を歩く予定だったのですが、

「例によって」荒天に見舞われ、延期を余儀なくされました。

その駅間歩きは延期したのですが、間が開けたくないのでどこか歩きたいという思いから、

もう少し後で歩くつもりだった常磐線を急遽歩くことにしました。

ちなみに今回延期した「別の路線」はこの次歩くことになったのですが、

それはまた別の話。

 

 

[そのほかの常磐線全駅間歩きシリーズはこちらから]

2回目: 柏-ひたち野うしく

3回目: ひたち野うしく-高浜

4回目: 高浜-友部

5回目: 友部-勝田

6回目: 勝田-日立

 

上野-日暮里間の様子はこちらから(山手線全駅間歩き)

 

 

10月8日(日)  歩行区間:日暮里-柏  天気:曇り時々晴れ

日暮里(6:08発)-三河島(6:25着・6:35発)-南千住(7:06着・7:15発)-北千住(8:05着)-

 

 

朝6時少し前の日暮里駅です。

 

常磐線ホームは、1面2線の島式ホームです。

起点駅ながら始発・終着となる列車はなく、特急も上りの一部列車しか止まりません。

実質的な始発駅は上野駅なので仕方が無いと言えば仕方が無いのですが。

日暮里だって京成線の接続駅として結構賑わっているんですけどね。

 

 

 

常磐線の線路は上野から日暮里まで、東北本線と併走します。

日暮里で正式に常磐線となり、駅を出てまもなく大きく右にカーブを切ります。

 

直進している線路が東北本線(山手線・京浜東北線)の線路です。

線路の先には、すでに西日暮里駅が見えています。

ほんと近い所に駅があるものです。

 

 

 

日暮里駅の東口です。

ここから柏駅を目指して歩きたいと思います。

 

 

 

まずは北方向に進みました。

 

 

 

常磐線のガードが見えてきたところで右折しました。

 

この通りは七五三通りと呼ばれていて、

漢字の「七」「五」「三」が一体化したオブジェが飾られていたのですが、

そもそもそう名付けられた由来って何なんでしょうか。

 

 

 

尾竹橋通りに突き当たれば、三河島駅まであと少しです。

 

 

 

最初の駅・三河島駅に着きました。

この駅間はあっという間でした。

 

 

 

ホームは1面2線の島式で、その外側には田端方面からの貨物線が走っています。

三河島事故の大惨事は、この数百メートル先、貨物線と本線の合流点で起こりました。

 

出口は南千住方最後部にあるため、

日暮里寄りの車両から下車すると、出口まで長い距離を歩かなければなりません。

 

 

 

三河島駅から少し進んで右に折れ、

細い路地の商店街に入りました。

 

 

 

夕方歩けば賑やかそうな商店街。

でも、今はまだどこも開いていません。

 

 

 

商店街を抜けましたが、細い道はまだ続いていました。

 

 

 

明治通りを越えて小道に入ると、まもなく都電の踏切が見えてきました。

このすぐ右手には、都電の荒川一中前停留所があります。

 

 

 

都電を歩いた時はアーケードのジョイフル三輪商店街を歩きましたが、

今回は敢えてその1本隣の道を歩いてみました。

 

 

 

国道4号に合流しました。

この裏手に都電の始発駅があるとは思えない雰囲気です。

 

 

 

すぐに国道4号を外れ、南千住仲通りに入りました。

こちらもまだ開いている店はありませんでした。

 

 

 

南千住駅まであと少しです。

 

駅が近づくにつれて、かえって住宅が目立つようになりました。

かつてはここも商店街だったのでしょうか。

 

 

 

南千住駅に着きました。

全駅間歩きでここに立ち寄るのは3回目です。

(ブログ掲載分だけなら2回目ですが)

 

 

 

ホームは1面2線の島式構造です。

駅設備はつくばエクスプレス開業に伴う工事によって一新されました。

 

 

 

次の北千住駅までは、つくばエクスプレス全駅間歩きと重なります。

同じルートを歩くのもつまらないので、今回は線路の東側を歩いてみたいと思います。

 

こちらは隅田川貨物駅の一部を再開発したエリアで、

まだ新しさが感じられる商業施設と高層マンションが建ち並んでいます。

下町の雰囲気漂う駅の西側とは雰囲気がずいぶん違います。

 

 

 

往時に比べればコンパクトになった隅田川貨物駅ですが、

現在でも多くの貨物列車が発着しており、東京を代表する貨物駅として機能しています。

 

 

 

再開発によってできた団地を歩きました。

 

 

 

隅田川の堤防に出ました。

ジョギングや散歩で多くの人が行き交っていました。

 

対岸も高層マンションが連なっていますが、

あのあたりも再開発された場所なんでしょうね。

 

 

 

隅田川を渡りました。

 

天気予報じゃ朝から晴れると言ってたはずですが、まだ曇っています。

日焼け止め塗るの忘れたから、雨降らない程度に曇ってくれた方が都合はいいんだけど…。

 

 

 

東武線牛田駅近くの踏切を渡りました。

この道は、東武スカイツリーラインを全駅間歩きしたときにも歩きました。

 

 

 

このあたりは、昔はもっと賑やかな商店街だったのでしょうか。

 

 

 

もう一回東武線の踏切を渡るポイントで5分以上足止めを食いました。

 

上り電車が北千住駅にさしかかったあたりで遮断機が下りてしまうため、

遮断機が下りてから実際に電車が通過するまで、結構時間がかかりました。

そしてやっと通過したと思ったら、こんどは下り電車が接近し、

それが行ったと思ったら、また上り電車が接近し…。

 

歩行者には迂回路があるようですが、

敢えて待ってみたら、思った以上に足止めされたわけで…。

 

 

 

北千住といえば、23区東北部で最大の街です。

裏通りに入れば、小さな飲み屋が隙間無く建ち並んでいました。

隙間が無いくらい看板だらけで、びっくりでした。

 

こちらはそろそろ眠りにつく時間…と思いきや、

24時間営業の居酒屋が何軒か営業していました。

 

 

 

北千住駅に着きました。

全駅間歩きでここに来るのはもう4回目だったり…。

 

 

 

常磐線のホームは2面3線です。

時間によっては優等列車の通過待ちが行われます。

 

常磐線の次駅は綾瀬駅ですが、

駅名標の隣駅は松戸を示しています。

このホームを発着する列車は北千住から快速運転を行うため、

北千住を出ると松戸まで止まらないためです。

 

 

では、綾瀬に止まる電車はどこから出るのでしょうか?

 

 

 

ここから出ています。

 

どこからどう見ても、メトロで地下鉄な雰囲気です。

 

メトロ千代田線の北千住-綾瀬間は常磐線と併走していますが…。

 

 

実は、単に併走しているだけでなく、

この区間はメトロでありながら、常磐線各駅停車の線路としても扱われています。

早朝・深夜には北千住を始終発とする常磐線各駅停車が運行されており、

北千住-綾瀬間の運賃もJRと同じ140円(現金)です(メトロの初乗りは170円)。

常磐線ホームから直接このホームに行けるのもポイントです。

 

 

北千住に到着しましたが、

今日の全駅間歩きはまだ始まったばかりです。

 

 

その2へ続く

 

 

日暮里駅から綾瀬駅先までのGPSログです。

南千住-北千住間は線路の西側を歩いた方が歩く距離は短くなります。

ただ、このルートは以前歩いたことがあるので、敢えて今回のルートを歩きました。