(その1からの続き)
-蒲田(8:45着・9:00発)-川崎(10:15着)-
環七通りに出て、少し東に進みました。
東邦医大通りに入りました。
住宅地を貫く、ほぼ一直線の道をしばらく歩きました。
通りの名前にもなってる東邦医大を通過しました。
梅屋敷通りを横切ってもなお、一直線の道が続きました。
ようやく蒲田駅が近づいてきました。
道の先には背の高い建物が見えてきました。
呑川を渡ったところで右折しました。
このあたりは京急蒲田駅とJR蒲田駅の中間地点です。
両者を行き来する人も多いそうですが、このとき人通りはそれほど多くありませんでした。
今回向かうのは、もちろんJRの蒲田駅です。
この突き当たりが蒲田駅です。
蒲田駅に到着しました。
駅ビルの雰囲気は、なんとなく池袋駅に似ています。
JRのホームは2面3線です。
真ん中の線路には、主に蒲田駅を始発・終着とする列車が発着します。
蒲田駅の発車メロディは「蒲田行進曲」。
大井町駅より遅いとはいえ、ご当地メロディとしては早くに導入された駅のひとつです。
両方面とも短調なので、地元の人に言わせると鬱な曲なんだとか。
ホーム階段での「階段落ち」は危険なのでやめてくださいね。
後半の行動時間を確保するべく、
ここでも休憩は手短にして、先を急ぎました。
JRの次駅は川崎駅です。
併走する京急には、間に駅が2つあるというのに。
まずは駅前の通りを南へ下りました。
京急線を歩いた時は六郷橋で多摩川を越えましたが、
今回は多摩川大橋で越えたいと思います。
多摩川大橋は線路の北西にあるので、
駅南側の跨線橋を渡って線路の西側へ渡りました。
まっすぐに伸びる東海道本線の線路。
右側にカーブしている線路は、蒲田の車両基地へ向かう引き込み線です。
線路を渡ってすぐ左に曲がり、車両基地の方向へ歩いてみました。
京浜東北線の車両基地は南浦和や東十条などにもありますが、
他の線路などに邪魔されて、止まっている電車の姿がよく見えませんでした。
今回は車両基地のすぐ真横まで行くことができました。
平日なら電車がほとんど出払っているはずの時間ですが、
今日は多くの電車が休憩中でした。
大田区は東京を代表する銭湯天国。
区内だけで40以上の銭湯が現存するそうです。
…といいつつ、
この銭湯はコインランドリーだけの営業という張り紙が出ていました。
銭湯ブームといわれている中でも、経営は厳しいんですね。
住宅地を西へ向かって歩きました。
思ったよりも早く、多摩川大橋にさしかかりました。
この橋を渡った先は神奈川県です。
六郷橋から川崎駅まではそう遠くない距離ですが、
多摩川大橋から川崎駅までは結構な距離があります。
ここからがこの区間の本番といえるくらいです。
左手にゴルフ練習場と競走馬の訓練コースを見ながら多摩川を下りました。
細長いポールにケーブルが張られた構造物が見えてきましたが、
これはラジオの送信所なんだそうです。
堤防を10分弱下ってきたところで、
ようやく左奥にJRの鉄橋が見えてきました。
川崎駅はまだまだ先のようです。
堤防を下り、川沿いの車道を進みました。
さいわい緑道に入りました。
ここには南武鉄道(南武線)の貨物駅・川崎河岸駅があったそうです。
矢向駅から川崎河岸駅に至る貨物線は1972年に廃止され、
線路跡は現在、緑道として整備されています。
緑道から南へ下ると、細い路地の住宅街に入りました。
行き止まりじゃないといいのですが…。
さらに南へ下ると景色が一変しました。
広い歩道と車道を備えた道路に沿って、新しいマンションが建ち並んでいました。
東芝工場跡地の再開発地区にさしかかったようです。
次の角を左に曲がれば川崎駅です。
高層ビルが林立する姿は、150万都市にふさわしい姿と言えます。
他の地域で150万都市なら、もう何県をも代表する大都市ですが、
ここでは東京と横浜に挟まれて、肩が狭い思いをしているかもしれませんね。
(その3へ続く)
大森駅先から川崎駅までのGPSログ(1/54,000)です。
このあたりの旧東海道は国道15号(第一京浜)に沿っていますし、
そちらを通る方が距離も短いのですが、敢えて西回りで歩いています。