磐越西線全駅間歩き1(郡山-会津若松) その1・市街地にできた新駅 | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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大糸線全駅間歩きから3週間が経ちました。

 

今回は磐越西線を歩くことにしました。

磐越西線は郡山から会津若松を経由して、新潟県の新津までを結ぶ175.6kmの路線です。

そのうち、今回は郡山から会津若松まで歩きました。

 

このブログを立ち上げて間もない頃から東武伊勢崎線を歩いて、

それがいつの間にか野岩鉄道・会津鉄道とつながり、気づけば会津若松まで歩いていました。

郡山から会津若松まで歩けば東京から郡山まで繋がる、

というのが今回歩く「表の目的」です。

 

そして今年の春、磐越西線に新駅「郡山富田」駅が開業しました。

いっぽう、猪苗代湖の近くには「猪苗代湖畔」という10年近く営業していない臨時駅があります。

近年、長らく営業していない臨時駅が次々に廃止されており、

この駅もいつまで残ってくれるか分かりません。

 

両方とも訪問できるのは今しか無いかも。

…そんな「裏の目的」もありました。

 

 

郡山から会津若松までは鉄道距離でも60km以上あるため、

今回は1泊2日の行程で臨みました。

 

1日目は郡山駅をスタートして、猪苗代駅の1つ手前・川桁駅まで歩きました。

磐梯熱海駅付近から登り坂が顕著になり、

片峠のような中山峠を越えると猪苗代町に入り、やがて猪苗代湖が見えてきました。

 

1週間前は天気予報に太陽マークもあったのですが、当日の予報は曇り時々雨。

昼前後から雨が降り始め、ゴールするくらいまでには止みそうな予報でした。

宿をすでに予約してしまったので、

雨の時間が少しでも短くなるよう祈りながら歩き始めたのですが…。

 

 

 

5月26日(金)  歩行区間:郡山-川桁  天気:雨時々曇り

郡山(7:40発)-郡山富田(8:40着・8:55発)-喜久田(9:51着)-

 

 

始発の新幹線に乗って、郡山駅に着きました。

途中の区間では雲が低くたれ込み、雨も降り始めていましたが、

ここはまだ雨は降っていませんでした。

 

磐越西線の次駅表示は、もちろん「郡山富田」。

補修の跡が無いということは、駅名標ごと作り直したのでしょうか。

 

 

 

これまで郡山駅の在来線ホームをまじまじと見たことが無かったのですが、

架線柱の支え方がかなり独特ですね。

 

 

 

そこから後ろ振り向けば、こんな設備も残っていました。

荷物運搬用のエレベータ…でいいんですよね。

 

 

 

駅舎は新幹線駅っぽい感じです。

準備体操を終えたら、全駅間歩きに出発しました。

 

 

 

磐越西線全駅間歩き、スタートです。

まずはアーケードが続く中心街を西へ進みました。

 

 

 

「福島県」というので、福島市が最大都市と思われがちですが、

人口や経済規模の面では、郡山市の方が上回っているそうです。

福島ではなく郡山に本社機能を置いている会社も結構あるようです。

 

 

 

駅から15分ほど歩くと、街並みは少し落ち着いてきました。

 

 

 

駅前通りを離れ、北へ向かいました。

 

 

 

「うねめ通り」という大きな通りに入りました。

 

 

ポツ…ポツ…

水滴が額に当たりました。

 

 

えっ、雨??

 

 

ちょっと早すぎないですか?

 

 

 

沿道にはロードサイド店が建ち並んでいました。

ショッピングセンターもありましたが、まだ開店前でした。

 

雨粒がしっかり額に当たるようになりましたが、

まだ雨具は必要なさそうです。

 

 

 

内環状線に入り、北へ向かいました。

雰囲気は「うねめ通り」と似ていました。

 

 

 

富田橋を渡りました。

富田…ということは、もうすぐ次の駅なのかな?

 

 

 

磐越西線を跨ぐ陸橋が見えてきました。

 

 

 

この陸橋は渡らず、ここで脇道に入りました。

 

脇道のアスファルトはまだ新しく、

道の脇ではクレーン車がなにやら作業をしていました。

 

 

 

脇道を道なりに進んで、郡山富田駅に着きました。

この駅は、今年の4月1日の開業したばかりの新駅です。

無人駅ですが、待合室には自動券売機が設けられています。

 

駅前はやや窮屈な感じもしますが、

駅舎と向かい合わせに設けられた駐輪場には、

雨にも関わらず、たくさんの自転車が置かれていました。

 

 

 

駅名標は横長タイプのものが設置されていました。

こちらは非発光タイプですが、LED発光タイプの駅名標もありました。

 

 

 

ちょうど郡山行きの列車が到着しました。

 

通学時間帯も通勤時間帯も恐らく過ぎていますが、

それでも20人くらいが列車の到着を待っていました。

オープンから1ヶ月あまりしか経っていませんが、

駅の存在が地域に根付きつつあるようです。

 

 

 

線路のすぐ隣を県道が走っていますが、駅舎は県道には面していません。

駅舎から県道へは駅舎横に設けられた自由通路で行き来できます。

自転車も通行できるゆとりある自由通路ですが、

そのぶん傾斜がゆるやかで、地上に降り立つまでにぐるぐる2回転…。

 

 

 

線路沿いを走る県道を通って次の駅へ向かいます。

こちらもロードサイド店が建ち並んでいました。

 

雨が少し強くなってきたので、

郡山富田駅の待合室で雨装備に切り替えました。

ここからずっとこの装備で歩くのはちょっと憂鬱だなぁ…。

 

 

 

郡山市街地はまだ続いています。

県道にもしっかり歩道がついてて良かった

 

 

 

…と思ったら、歩道が無くなってしまいました。

このあたりはまだ交通量も多いから、無くなるのは怖いんだけどなぁ。

 

市街地も終わりに近づいたのでしょうか。

 

 

 

東北自動車道を越えたところで歩道が復活して一安心。

でも、雨は相変わらず降り続いています。

 

今日はあまり時間が無いので、寄り道もままなりません。

 

 

 

喜久田駅が近づいてきました。

ひと駅間で周囲の風景も随分変わりました。

 

 

 

県道を離れ、喜久田駅へと向かいました。

 

 

 

喜久田駅まであと少しです。

ちょうど会津若松行きの列車がやって来ました。

 

つい2ヶ月前までは、郡山駅からここまでがひと駅間でした。

 

 

その2へ続く

 

 

郡山駅から喜久田駅までのGPSログ(1/60,000)。

ベースマップを新しくしたので、郡山富田駅も掲載されています。

東北道を越える手前までは郡山の市街地が広がっています。

 

今回歩いたルートで郡山富田駅を目指す場合、

内環状線で磐越西線を跨ぐ必要はないので注意してください。