つくばエクスプレス全駅間歩き2(柏の葉キャンパス-つくば) その1・利根川渡れず大回り | 駅から駅まで・旅のあしあと

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鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
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今回の全駅間歩きは、3月に歩いたつくばエクスプレスの後編です。

電車に乗っていると、

各駅停車でも本領発揮といわんばかりに130km/hでかっ飛ばす区間ですが、
逆に言えば、それだけ沿線の民家なども少ない区間ということになりそうです。
各駅の駅間距離も総じて長く、普通なら歩く気もしない区間が続きますが、
そんな区間を今回は歩いてみることにしました。


さて、ここ最近は不安定な天気が続きますよね。
予報も難しいらしく「夕方は雷雨」といってもそんな気配がなかったり、
逆に雷雨の話をしてない日に限って、土砂降りの雨が降ったりと訳がわかりません。
気象庁もさじ投げたかのように「全国どこで雷雨が起きてもおかしくない」とのたまう始末で。

そして、今回歩いた8月16日の土浦の予報は、曇りのち雨。
同じ予報だった9日は、つくば方面の降水は限定的だったようです。


ということは、今回も空振り?


きっとそうだよ、そうに違いない!!




前編(秋葉原-柏の葉キャンパス)はこちらから

8月16日(土)  歩行区間:柏の葉キャンパス-つくば  天気:曇りのち??
柏の葉キャンパス(6:30発)-柏たなか(7:05着・7:20発)-千葉・茨城県境(8:50頃)

 

 


今回は、前回のゴール駅・柏の葉キャンパス駅からスタートです。

 

 

 


雲の切れ間から青空がのぞき、太陽の光がホームに差し込んでいます。

 

 

6時30分、柏の葉キャンパス駅を出発しました。
案外こんな天気が続いて、雨降らないんじゃないかなぁ、と思ってみたり。
 

 

 


駅の西口にはららぽーとが建っていましたが、
反対側の東口にはタワーマンション群が立ち並んでいます。

 

 

 


柏の葉キャンパス駅の東側はまだ開発中です。
整備途中の道路や区画整理中と思われる空き地が続きます。

国道16号を越えると、TX開業以前から存在する街路に入りますが、
ここにも近年建てられたと思われる住宅やマンションがちらほら。

 

 

 

駅から離れると、落ち着いた風景に。



 


県道6号を北に進み、柏たなか駅へ向かいます。
まだ県道まで来てないと思い込み、いったん通り過ぎてしまったのは内緒で。

TXのガードを越えたところで、線路に沿って駅を目指します。
ここら辺も開発途上で、駅前にマンションが建っていますが、ちょっと寂しい感じです。


あれ?いつの間に曇ったんだ???

 

 


柏たなか駅に着きました。
独特な楕円形の駅舎は、遠目からも目を引きます。

 

 

 


ホームに立ってみると、大きなシールドトンネルの中にホームがあるような感じがします。

感覚的にはあっという間だったんですけど、一応30分以上歩いたようです。

 

通過列車がやってきました。
キーンという音が聞こえたと思うと、けたたましい音とともに列車は瞬く間に通過していきました。
誰かが「筑波新幹線」とか言ってましたが、正しいたとえだと思います。


 

柏たなか駅のホームからTXの利根川橋りょうが見えます。
鉄橋の先は茨城県です。

…というのは簡単なんですが、それは電車と車の話。
歩行者用の橋は、残念ながらこの先にはありません。


というわけで、
橋を求めて、大迂回の始まりです。

 

 

 

南口から次の駅へ向かいます。

ここはまだ整備途上ですね。


 

 


まずは南へ下ります。
駅の南側は整備が遅れ、ようやく区画整理が始まったという印象です。
その先には、昔からの集落が続いています。

道なりに進むと分岐点にさしかかり、堤防に出てきます。
雲は厚さを増し、いつ雨が降ってもおかしくない天気になってきました。
日差しが遮られ、気温が上がらないのはいいのですが。


 

堤防を下りると、水田が一面に広がっていました。
水田の先にはTXの高架と鉄橋が一直線に伸びています。


 

 

 

稲穂もだいぶん色づいてきました。
その奥をTXの電車が走っているんですけど…わかりますか?

 

 

 

水田だけでなく、ビニールハウスもありました。


 

水田の中央を突っ切る道路で南へ下ろうと思ったのですが、
その道路が路側も路肩もなく、おまけに道幅が狭くて交通量もそれなりというクセモノでした。
それでも強行しようか迷いましたが、追突されたり回避した車が事故なんていったらたまりません。

 

 

 


ちょっと無駄足になってしまいましたが、堤防近くの用水路まで引き返し、
用水路に沿って延びる砂利道を南に向かうことにしました。

 

 

用水路ではサギが羽を休めていました。
カメラを向けるとすぐに逃げてしまいましたが、一枚だけ撮ることができました。


 

砂利道をさらに南へ向かいます。
ようやく利根川を渡る橋が見えてきました。

 

 

目前の橋にアプローチするため、最後だけは例の道を歩くことになります。
相変わらず車が行き交っていますが、意を決して歩き始めます。

写真だと路肩があるように見えますが、実際は水田に向けて落ち込んでいて、
車をよけるために足を踏み込むには、ちょっと勇気が必要です。



ようやく県境の橋・新大利根橋につきました。
TXの利根川橋りょうからは直線距離で約4km下流の地点にあります。
これからこの橋を渡って茨城県に入り、守谷駅に向けて再び遡ることになります。

つくばまでの道のりはまだまだ長いようです。
 


その2へ続く

 

 

柏の葉キャンパス駅から新大利根橋先までのGPSログです(1/54,000)。
先に触れた水田地帯では、当初予定していたルートよりも大回りをしてしまいましたが、
水田の中央を東西に突っ切る道は歩くにはあまり条件がよくないため、
はじめから用水路沿いの道を進んだ方が早く進めると思います。