皆さんこんにちは今日は久しぶりの晴れでした。やったー!!
皆さんの中から勉強会に参加の申し込みがありました!!!
うれしいです。
今日は
【三界皆苦 吾当安此】について
三界は皆 苦なり 吾当に此に安んずべし
と読みます。
三界とは欲界、色界、無色界のことですが、
まず欲界とは欲だけで生きている世界のことです。
朝から晩、晩から朝まで、お金のことや出世のこと異性のこと、食べること
楽することにクタクタになっている世界ですね。
どんなに成功しても、いつ失敗して事業が倒産、失脚するか分かりませんから
不安でなりません。他人の目を気にして、ほめられたりけなしたり怒ったり恨んだり
欲のために命を費やして苦しんでいます。
色界とは、私たちのまわりで当てはめると芸術の世界ということでしょうか?
利益を考えず音楽一筋、人里離れた山奥で彫刻・命と芸術に魂を打ち込んでいる人は、
欲だけ・・ではないような気もしますが、芸術の世界も苦しみの世界です。
どれだけ頑張っても完成がないから、求まった満足がないのです。
無色界とは身近にいうと哲学や思想の世界です。
ソクラテスから始まって、ニーチェ、ハイデガーと様々な哲学者が歴史に名を刻んでいますが、
哲学思想の世界も苦しみ迷いの世界だと言われています。どんなに考えても答えがないからです。
実際、哲学者の中で多くの人が自殺をしています。
このように
欲界・・・とにかく欲望を満たせばいいんだ!!という人も(私はここだと思います)
色界・・・芸術などに命をかけている人も
無色界・・哲学思想に生きている人も
皆、何のために生きているか分からず苦しんでいるのだ。
ということを「三界は皆、苦なり」とお釈迦さまは言われているのです。
では「吾当に此に安んずべし」とはどういうことでしょうか。
それは次号で・・
【ちょっといい話】
殺人鬼は無限の欲 欲に殺された農夫
昔、隣接する大国と小国があった。
大国の王様がある時、小国の農民達に触れを出した。
「オレの国へ来る者には、土地を欲しいだけ与えよう
ただ一つ条件がある。朝太陽が昇ると同時に出発し、
角々に標木を打ち、太陽の沈むまでに出発点に戻ることだ。
一刻でも遅れれば一寸の土地も与えぬから注意せよ」
早速一人の男が申し出て翌朝、太陽と共に出発した。
最初は歩いていたが次第に足が速まり、やがて小走りになり本格的に走り始めた。
歩くよりも走れば、それだけ自分の土地が広くなるという無限の欲がさせたのである。
太陽が中天に輝いていることに驚き、標木を打って左へ曲がって走った。昼食も走りながら済ませる。
彼は出発点の丘をめざして必死に走った。その甲斐あって太陽の沈む直前に帰着したが、同時に彼はぶっ倒
れ、ピクリともしなかった。
王様は家来に命じて半畳ほどの穴を掘らせ、
農夫を埋めさせて呟いた。「この農夫は、あんな広大な土地は要らなかったのだ。半畳の土地でよかったのに」
農夫だけではない。みんな欲に殺されるのだ。
【編集こーき】
たしかに私たちは有限の命で無限の欲を
満たそうとしているのですからこの
農夫を笑えないなと思いました。
【次回の勉強会】
6月26日(木)18:30から20:30
東大駒場キャンパス 5号館教室です。
学生さんでなくても誰でも参加できます。
希望者はメール下さい。