翔くんと連絡しなくなって随分経つが俺は翔くんのいる大学を受験した
勿論また翔くんと一緒にいられるように
翔くんが卒業してしまい、隣がポカンと空いてしまいとても寂しかった
やっぱり俺は翔くんの大学に入ろう、日々勉強に明け暮れたんだ
翔くんの大学は名の知れた有名大学だ、俺はギリギリのライン、少しでも気を抜いてしまったら入れない、親にお願いして塾にも通わせてもらった
その時出来た友達がニノ、学校は違うけど頭が良くって面白くってよく勉強を教えてもらってた、たまに息抜きで塾を休んでゲームセンターに行ったりもした
そして色々相談もしてたんだ、ニノは偏見もない奴で俺が高校の時の先輩が好きで同じ大学に行きたいことも話した
ニノは俺も同じ大学に行くと言って一緒に頑張ったお陰でこの春2人共翔くんのいる大学に入学した
これでまた一緒にいられる
サークルの勧誘が凄い通りをニノと歩いていたら
「潤っ!」
懐かしい声が聞こえ呼ぶ方に振り向くと俺が会いたかった翔くんが驚いた顔で俺を見ていた
「ホントに同じ大学に来てくれたんだな」
「言ったでしょ、俺も同じ大学に行きたいって」
「嬉しいよ、またこらからよろしくな」
「うん!」
「あの〜盛り上がってるところすみませんけど、僕もいるので」
「あっごめんごめん、ニノこの人が翔くんだよ」
「へえ〜そうですか・・この人のどこがいいのか」
「ニノッ!」
「はいはいっすみませんね、櫻井さんよろしくお願いします」
「あ〜んっよろしく」
翔くんとニノはお互い牽制し合ってるように見えたけど気の所為かなぁ?
俺も翔くんと同じく大学に入り一人暮らしを始めた
お互いの家を行き来していつの間にか翔くんの荷物が俺の家に多く置かれるようになりそれと一緒に翔くんが泊まっていくことが多くなった
「潤のご飯は美味しいなぁ」
そう言っていつもいっぱい食べてくれるから嬉しかった
「俺の嫁さんになってくれよ」
急に言うから顔が真っ赤になっているんじゃないかと慌てて俯いてしまった
翔くんは俺が気分を害したかと思ってすぐさま謝ってきて顔を覗き込んでくるから、顔の近さにもっと顔を赤らめてしまった
「潤?ごめん嫌だったね」
「違うっ!違うよ・・・恥ずかしくって」
「えっ?!俺期待していいの?勝手に期待しちゃうよ?!」
「・・・うん、俺、翔くんの「待って!俺が先に言う」」
「俺、潤が大好きだよ、潤も俺の事好き?」
「・・うん、好きだっっ?!」
翔くんに抱きしめられてその後の言葉が出てこなかった
ぎゅっと抱きしめられ俺も翔くんの体に腕を回した腕が解かれ見つめ合い長い長いキスを交わした
俺翔くんとキスしてる!