ONE LITTLE LIBRARY
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qwalunca cafe

居候いたしました
書籍ラインナップからの
ご紹介です。

その後の五冊目。

ぼくたちは何だか全てを忘れてしまうね/岡崎京子
↓↓↓
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どこかの編集長さんが、
岡崎京子さんの
作品のなかでの
ベストワンだと
言っておりました本作。

見なければ済むことばかりの現在で、
全てを見せようとして
おこる矛盾を、
混沌として
当たり前に差し出す
ことの
できる希少な方ですね。

個として
生きているという事

深く考えて、
考えられるほどの
幸せのなかにある
自分に
吐き気をおぼえる。


それでも
意味をもっていなければ、
現在にあることに
意味を失ってしまう。


この個としてある
人に惹かれて、
それでもそれは
ガラス一枚程の厚さの向こう側でありました。

偶々にクワランカで読んで、
オーナー様との会話に
出てきた縁により、
セレクトさせていただきました。


ではでは。
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書籍ラインナップからの
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その後の四冊目。

絵本/谷川俊太郎
↓↓↓
ONE LITTLE LIBRARY PROJECT-SN3J0273.jpg


現在の
谷川俊太郎の詩は
成熟してしまった
モノとして
受けているため、
遠く遥かでおこる祝祭
の様な
印象でしかなく、
何も無いことで終わっていました。

しかし、
最近に復刻されましたコチラの版は、
現在にある血肉としてカラダを廻るのです。

剥き出しの言葉。
荒らげるものとしての詞。
粗いモノクロ写真。
なにかを創りだそうとする
生命力が満ちているんです。

谷川俊太郎としては
とても頂の山ではない
里山みたいな作品かも
しれない、
それでも
この野の匂いは
生きている

思えて私は好きです。


なぜ今回のセレクトに選んだのか…
ん~
言葉にできない
何かにひかれて、
詞を必要として
そこにありました。


ではでは。
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その後の三冊目。

アマレット/根本有華
↓↓↓
ONE LITTLE LIBRARY PROJECT-SN3J0276.jpg


境界のまどろみ。

溶けて混じり合えばよい
波も空も光も
全てが全て…
それでも
そこには慎ましく
残るシルエットがある。
それは記憶の風景である。

そしてこれは
記憶の景色かと
思うような
作品集です。


クワランカの夜を
外へと眺め
選びましたセレクトです。


実物の迫力は
もっとスゴいことですが、
その片鱗にでも
触れていただけたのなら
幸いでございます。


ではでは。