ONE LITTLE LIBRARY
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qwalunca cafe

居候いたしました
書籍ラインナップからの
ご紹介です。

その後の五冊目。

ぼくたちは何だか全てを忘れてしまうね/岡崎京子
↓↓↓
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どこかの編集長さんが、
岡崎京子さんの
作品のなかでの
ベストワンだと
言っておりました本作。

見なければ済むことばかりの現在で、
全てを見せようとして
おこる矛盾を、
混沌として
当たり前に差し出す
ことの
できる希少な方ですね。

個として
生きているという事

深く考えて、
考えられるほどの
幸せのなかにある
自分に
吐き気をおぼえる。


それでも
意味をもっていなければ、
現在にあることに
意味を失ってしまう。


この個としてある
人に惹かれて、
それでもそれは
ガラス一枚程の厚さの向こう側でありました。

偶々にクワランカで読んで、
オーナー様との会話に
出てきた縁により、
セレクトさせていただきました。


ではでは。