「アイゼンハワー・マトリクス」というのを時々本やネット記事で見かけます。
「緊急で重要なこと」や「緊急で重要でないこと」が優先されてしまいがちであるが、「緊急でないが重要なことを」を優先すべきだという話です。
私も20年以上前に「7つの習慣」で知りました。なるほどと思いつつもあまり実践できているとは言いにくい状況です。
いろいろ理由はあると思いますが、「緊急で重要なこと」には、生活の基盤となるようなことが結構含まれているからなのではないかと思います。たとえばスマホが壊れて緊急で機種変更する必要があったり、電気温水器が壊れたので修理する必要がある等です。スマホで自動改札が通れなかったり、入浴できない状況下で、「緊急でないが重要なことを」を優先するのはなかなか難しいと思います。
また、「重要でないが緊急なこと」としては、音楽ライブの配信を視聴したり等があると思います(だいたい配信ライブは公演後一週間程度で視聴できなくなる)。ライブを見ないという選択肢もあるかと思いますが、そうすると特に社会人は週末に娯楽が無くなってしまい、メンタルが回復できなくなるかもしれません。メンタルを正常に保つのも、日々の生活の基盤の一つといえると思われます。
そういう意味で、自然と日々の生活で「基盤」となることの維持が自然と優先されるようになるのではないかと思います。
もちろんいいこととは思っていませんが、今のやり方に至っているのにはそれなりに理由があるのかなと思います。