焚き火の問題が騒がれる前の時代。
ゴミ問題や花火問題は出ていたが、地べたに直火もまだそれほど言われず警察からの注意を受ける事も無かった。
キャンプやBBQが流行っていた頃で、今の様なソロや小規模とは違い会社関係やサークル等の団体の方が多かったかな。
その頃の友人達ともBBQは手軽に仲間内で行けるイベントとしてちょいちょい楽しんでました。
私も鉄板もってましたし、誰かが何かしら道具を持ってるので車での道中に材料買う気楽な遊びです。
夏頃の休日。 夕飯何にしようか考える時間にさしかかったが良い案が出ない。
同じ社員寮に住む友人Aに声かけたが二人してコレだと思う物が出ない。
いっそBBQでもしちまうか〜 雨降りそうだけどな!
お? いやいや、近所の河原の橋の下なら草も生えてないし出来んじゃないか?
友人B(同社員寮)がこないだ自立型のコンロみたいなの買ってたよな。
車止める場所無いけど、皆で荷物分散すれば単車の後ろに縛っていけるべ。
少人数ならたいした食材もいらんしなぁ・・・
怪しい方向に二人して進み始める。
私: 前回のタレ残ってる、炭はBの部屋にまだ残りがあったろ。
A: 少しなら野菜ある。
紙皿とかセットでBが保管してるだろ。
行ける! 行けるぞ!! Bに声かるぞ。
急ぎ友人Bの部屋に走り、並行して実家暮らしの仲の良い同期単車乗りに声かける。
小一時間後には我らの単車にはBBQセットが積み込まれ、降雨確実と思われる曇天のもとにこやかに出発。
当時、私の愛車はスズキの刀。
この車両はシートの後ろ側が平たい。 おかげでBBQコンロ台を安定してしばりつけられて有難い。 優秀だぞ刀。
まぁ有名デザイナーさんもこんな使い方されて褒められるとは思ってなかろうが。。。
時間空いてた友人達も単車に乗って現地集合。
皆で橋の下、単車を停めていそいそと荷解き。
皆気楽に「ちょっと近くのコンビニへ」の軽装スタイルで集まり、持ち寄った道具と食材を合わせてインチキなBBQパーティー開催です。
とは言え、単車で来てるから酒は無し、ただの休日夕飯だし食材もちよりだしでこった食材など無い。
喜ばせたい女性陣も居ない見慣れたツーリング仲間の顔ぶれなので花火等の浮かれた用意は当然無い。
たまたま夕飯がBBQ風の野外ご飯になっただけなので本当に雑な様相。
ただ、むしろそれが良い、なんだかとっても楽しい。
家から近所の河原、それも橋の下、景観も酷いもんで、雨も降り、時間も中途半端な夕刻、酷い有様なのだがいつものメンツが単車で集まって雑に遊んでるのが良いらしい。
皆へらへらげらげらと笑いっぱなしだ。
BBQセットを広げたはいいが炭に火が入らない。 どうやら随分としっけさせた様だ。
ライターで煽り皆で息を吹きかけてみたが中々火種が安定しない。
そうだ! 我ら単車乗り。 いい送風機があるじゃないか!!
炭をつかんで排気管の後ろに構え、エンジンかけてふかす。
いいぞ、いいぞ〜
あまり空ぶかしすると迷惑だから無理は出来んがそれでも息吹きかけるより遥かに良い風が発生する。
どうせ塗装の剥げかけたデビルの車検否対応マフラーだと排気口に炭を付ける勢いで近づけひとふかし、とたんに赤く発光。
あっっっっちっ!! アホだから炭を軍手で掴んでたよ私。
また皆に笑われながら火お越しも出来てやっと夕飯です。
もう何をどう食べたのかまったく思い出せないが、皆で立ったまま直箸で焼いた食材を摘んで笑って食べてたとても楽しかった記憶しかない。
とっくに降り出した雨も我らの橋の下インチキBBQ風ご飯を人目から隠してくれて都合良い。
食材も持ち寄り分だけなので直ぐに尽き、炭が消えて冷えるのを待ちつつぐだぐだと喋った後はいつもの周りのゴミ回収と、道具の片付けと積み込み。
道具も積んでるし店に移動も面倒なので食ったら寝るの精神で解散。
帰宅後の記憶がないが、道具の多くを出したBが片づけたんだろうなぁ。
道具の清掃した記憶ないもんな。。。悪いことしちゃったかな。
当時も本当はだめだったんだろうし、今じゃぜったい出来ない楽しい夕飯だったな。