朝、起きて
2階のダイニングルームの窓を開けたとたん
「早く採ってくださ~い 」
と、ジューンベリーの実が
言っている (ような気がしました)
そこへ、寝ぼけまなこで起きて来た夫。
窓の外を見て真顔になりました
「ジューンベリー、もう収穫のタイミングだね」
「うん、ワタシも今そう思ってたとこ~」
そう、我が家にとって
この季節、
完熟したジューンベリーをタイミングよく収穫し
もうすぐ店頭に並ばなくなるイチゴと
ミックスジャムを作ること。
それが、いつの間にか
楽しみな初夏のイベントになっているんです。
夫は
朝食をすませると
今日の仕事をリモートに切り替え
さっそくジューンベリーの収穫に取りかかりました。
収穫したら
その日のうちにジャムに仕上げることにしているので
のんびり屋のわたしたちも
その日は
のんびりしてはいられません
「じゃあ、行ってくるね~」
収穫している夫に手を振り
ワタシは近所のスーパーへと走りました。
スーパーでジャムの材料の
イチゴ(とちあいか)5パック、レモン、きび砂糖を
ささっと購入。
帰るとすぐに
ワタシも収穫作業に取りかかりました。
ジューンベリーの収穫は
採り過ぎると、お鍋に入りきらないので
完熟したものを厳選し、約1キロだけに。
残った実は
鳥さん達が喜んで食べてくれるので大丈夫です。
今回の材料↓
☆ジューンベリー 1150グラム(洗って選別後)
☆イチゴ(とちあいか)1124グラム(洗ってヘタを取った後)
☆きび砂糖 683グラム (果実の30パーセント)
☆レモン 1個半
まず、ジューンベリーとイチゴを別々に煮て
最後に2つを合わせて完成させます。
材料が揃い、軽くお昼を食べ、
さあ
作りはじめようと思ったタイミングに
「こんにちはーー宿題終わった~わたしも参戦する~」
と、孫(10歳、小4)が
ひとりでやって来ました。
「おお~、よく来たわね」
孫の小学校は
次の日が運動会で
その日は午前授業だと聞いていたので
朝、「ジャム作り、Sちゃんが参戦するなら歓迎しま~す」
と、LINEしておいたのです。
来るなり孫は
キッチンで手を洗い、やる気まんまんです。
じゃあ、ジューンベリーを洗いながら
選別してね~
と、言うと
孫はジューンベリーを丁寧に選別して
洗いあげました。
次は
ジューンベリーとイチゴを
別々の鍋で
ていねいに灰汁をすくいながら煮ていきます。
「ふ~む、アクって、こういうものなんだ~」
ジューンベリーが
だいたい煮えてきたかな~
というところで
裏ごし器、ムーランが登場です。
それまでキッチンで
ウロウロしていた夫は
ムーランをセットすると
リモート会議のためキッチンから姿を消しました。
ムーランをガン見して
「これがムーランちゅうもんか~」
と、目を輝かせた孫
さっそくジューンベリージャムを投入して
グルグル回し始めました。
ムーランでグルグルする作業は
「面白いけど、やり過ぎないようにね~」
と言うと
孫は「わかった~」
と言いながら、ムーランの上のほうについたジャムを
指示してないのに
ときどき木べらで落としながら
もの凄く集中して作業していました。
孫の作業が安心して見ていられるので
ワタシは見守っているだけでOKね~
やっぱり4年生になると頼もしいわね・・・
と、眺めているうちに
ジューンベリーの裏ごし作業は終了しました。
ジューンベリージャムとイチゴジャムを合わせ
もういちど鍋で煮詰め
最適な煮詰め加減にしていきます。
仕上げに
ジャムの硬さをジャムテストで
何度も確認。
そろそろ出来上がりかな~
「わぁ~、金魚すくいみたい、お味見していい?」
孫はさっそく味見して
「美味しいうん、これでいいと思う」
この時点で夕方の5時過ぎ。
おやつも食べずにジャム作りに熱中していた孫。
きっとお腹がペコペコだったんでしょう。
その後、
ジャムをガラス瓶に詰め終えると、
「このお鍋に残ったの、食べていい?」
と、孫はスプーンで
お鍋のジャムを最後まで、じっくり味わっていました。
あ~、このシーンは4年前と同じ。。。