寒くなってきましたね。
ついこないだまで半袖で汗かいてた気がするのに、夏から一気に冬になったような。
お互い風邪に注意しましょう。
でも最近はアレですね、寒い時期でもアイスが楽しめる世になっておりますよね。
神戸でもこないだまで元町の大丸で「ご当地アイスクリーム博覧会」、通称「あいぱく」って催し物がありましてね。
第4回 あいぱく-アイスクリーム万博-【大丸神戸店】 (daimaru.co.jp)
私もいそいそ出かけてきた訳ですよ。
で、買ってきたのがこちら。
秋田県のソウルアイス、「ババヘラ」のカップアイス。
そうそう、これ好きなんですよ^^
夏の秋田県をドライブしてますとね、道路沿いにパラソルを立ててる露店を見かけられることがあるんですよ。
それが「ババヘラ」の露店で、だいたい年配の女性が2色のアイスをヘラで盛ってくれます。
だから「ババヘラ」。
男鹿総合観光案内所前にて。
分類上は「氷菓」になるようですが、さっぱりした味わいや、「ババ」ごとに違う盛りつけ方もお楽しみ。
昭和49年(1974)頃からこの販売形式で親しまれてきたそうで、これは秋田県を代表するご当地アイスクリームといえるでしょう。
しかしご当地アイスクリームってのは素晴らしい文化ですよね。
目にも舌にも嬉しい旅のアクセントとなり、ご当地ごとに異なる食材の多彩さは、この国の意外な広さや豊かさを実感させてくれます。
ということで今回は、ご当地アイス愛好家でもある私が、肌寒くなってきたこの時期にあえてご当地アイスの魅力を語らせていただきますよ。
ちなみに以前「東北編」を記事にしたことがあるんですが、あれからずいぶん時を経ての続編ということで。
ご当地アイスの魅力 東北編 | 落人の夜話 (ameblo.jp)
では、落人版ご当地アイスクリームの旅。
ご用とお急ぎでない方はどうぞご一緒に(^^)
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私が子供の頃、学校の先生なんかがよく「日本は小さくて資源もない国」とか言ってたんですが、実はそうでもなくて、領海と排他的経済水域(EZZ)を含めた面積は世界6位という広さがあります。
たとえば流氷と珊瑚礁がどちらも見られる国なんてのはたぶん他にない訳でして、まずはそんな所から旅してみましょう。
こちらは網走市のオホーツク流氷館にて。
流氷ソフトクリームです。
いや、まず見た目が美しいですよね。
まさに流氷のご当地にぴったりなビジュアル。
オホーツクの塩を使った塩キャラメル味で、青い塩には海藻由来の色素を使用とか。
「流氷館」では流氷をシアターや体感施設があるほか、時期と運がよければ展望台から見えることもあるそうですよ。
このあと私は結局、流氷をみる旅に出たわけなんですが、そのときの様子などは別記事にて。
紋別市 流れ流れて流氷の町 | 落人の夜話 (ameblo.jp)
変わってこちらは日本最南端。珊瑚礁が見える波照間島にて。
珊瑚のアイスってのはなかったんですが、波照間特産の黒糖を使った黒糖ソフトクリーム@黒糖かけ放題です。
ここはまるで『天国に一番近い島』…
などと言ってわかってしまったあなた!
さては私と同年代ですね?
いやあ、歳とともになぜか原田知世の歌声が沁みて仕方ありません。
ちょっとセンチメンタルになるほどの波照間ブルーを眺めながら、南国らしい甘さのご当地アイスでした。
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続きまして、花のあるご当地にて。
幕末から明治にかけて、西洋から日本にやってきた外国人たちを魅了したのは日本の花々の美しさであったといいます。
北海道のラベンダー畑などは超有名ですが、それ以外でも日本各地には美しい花のあるご当地が数々あります。
たとえば青森県の横浜町は全国的な菜の花の産地で、広大な菜の花畑の背景に風車がみえる光景は感動的ですらあります。
ちょうど5月で菜の花が咲き誇る季節に当地を訪れた私は、「道の駅よこはま」で菜の花ソフトをいただきました。
これが意外なおいしさで、菜の花特有のかすかな苦みがクリームの濃厚さを際立たせる感じ。
また私の大好きな伊予松山城跡には桜の木がたくさん植えられていて、愛媛県を代表する桜の名所になっています。
春には多くの観光客が訪れて私もその一人だったわけですが、城内の茶屋にはこの時期限定のさくらソフトが売っていました。
味はさらっと食べられる桜もちの風味。
桜はもう、日本人の遺伝子に組み込まれてるんじゃないかと思うほど愛されている花ですから、その名所も各地にあります。
ですからさくらソフトも各地で見かけたことがあるんですが、それはそれぞれのご当地が、お国の桜自慢になる場所をもっているということでありましょう^^
他にも、
ダリアの栽培が盛んな福島県塙町のダリアソフト。
in道の駅はなわ。
クリームを邪魔しないほのかな花の香り。
「ばらのまち条例」まで定めてバラを推している広島県福山市のばらソフト。
in福山SA。
味はフローラルなヨーグルト風味、といったところでしょうか。
などなど。
各地に花のアイスやソフトクリームが多々点在。
やっぱり日本人って花が好きなんですね^^
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日本の食材の豊かさについても、ご当地アイスでみてみましょう。
たとえば山形県。
もうずいぶん前になりますが、初めての山形旅で「こんなうまいものがあるのか…」と感動した甘酸っぱさ、さくらんぼソフト。
in山寺駅近くの売店。
ここには同じく山形名産のラフランスソフトも売ってました。
あの上品でやさしい甘みがしっかりあって、実にうまい。
山形にはほかにもぶどうやスイカなどの名産があって、それぞれご当地ソフトになってます。
ご当地ソフトのラインナップをみれば、山形県が日本を代表するフルーツ王国だとわかってしまうわけです。
で、負けてられないのがわが家のルーツがある岡山県。
私が子供の頃は岡山こそフルーツ王国だと思ってたんですが、近年は山形だけじゃなく福島や長野や和歌山あたりにも押されてる気がします。
ではありますが、マスカットと清水白桃。これだけは今も岡山が誇る、他のフルーツ王国に対抗できる強力な武器なんですよ。
ということで、すっきりたべやすい果汁感があるマスカットソフト(左)と、舌でスッと溶ける上品な甘さの清水白桃ソフト(右)。
いずれもin吉備SA。
いま時期の旬といえば柿が美味しく、柿といえば…
奈良県名産の柿を用いた柿ソフトが思い出されます。
in奈良市内の「和み館」。
あの特有のねっとり感と柿の食感がしっかり残ってておいしく、おススメです。
同じ食材でも産地によって味が違うように、ご当地ソフトにも違いがあります。
上のふたつはどちらもビワの産地から。
左は兵庫県は淡路島のびわソフト。in松帆の湯。
右は千葉県は冨浦町のびわソフト。in道の駅とみうら。
淡路島のほうが色が濃いけどあっさりしたシャーベット感が強く、冨浦町のは色はうすいけどビワの味が濃厚でコクがありました。
個人的には冨浦町のほうが好みでした^^
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つづいてその他の食材や変わり種を…
といいたいところですが、ちょっとたくさん語りたすぎて終わりそうもないので、最後につい最近いった東大阪の変わり種な店を。
ナイトフィーバーです。
イエイ!
ナイトフィーバー(@nightfever_hanazono) • Instagram写真と動画
いやあ、昭和世代にはたまらない外観ですねえ。
サタデーナイトなあの映画を思い出すでしょう?
ここはソフトクリームパフェ専門店なのに夜23:30までやっているという、その名の通りナイトフィーバーな店でしてね。
コンセプトの面白さから、オープン直後からSNSやテレビにも取り上げられて注目されてる人気店になってます。
店内もちょっと昭和な雰囲気と、めちゃくちゃ多いメニュー数。
客層もなんだか幅広くて、ギャルとおばちゃんが仲良くメニューを選びあってましたよ。
私はアフォガードのパフェを注文。
ソフトクリームの下には濃いコーヒーと米パフが敷かれていて、この米パフが意外に合います。
将来、大阪を代表するご当地アイスになるかも知れませんから、応援がてら今のうちに掲載しておきますね(^^)