対馬にて 韓国というリスク | 落人の夜話

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城跡紀行家(自称)落人の
お城めぐりとご当地めぐり

このところ日韓関係の報道が絶えません。

8/2、日本は輸出管理上の優遇対象国(いわゆる「ホワイト国」)指定から、韓国を除外しました。

 

韓国の「優遇対象国」除外を閣議決定(2019.8.2/日経)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48110810S9A800C1MM0000/

 

正確な報道にさえ接していれば誰にでもわかることながら、どの国を優遇対象とするかは日本の安全保障上の問題です。

日本からの信頼を失った韓国はいったん自国の輸出入管理を見直し、「ホワイト国」に指定されていない他の多くの国々と同じように指定の書類を揃え、誠実に手続きすればいいだけの話です。

 

が、韓国は自ら信頼を失う数々の原因を作りながら反省も改善努力もせず、「優遇され続けない」ことに逆ギレして反日ヘイト活動を繰り広げているのは周知の通り。

「日本には何をしてもいい」「日本は韓国を助ける義務がある」というあの国特有の妄想は、ここに至って韓国経済を崩壊させるかも知れないことは素人目にも明らかです。

 

反日感情あおる文大統領「盗人たけだけしい」「二度と日本に負けない」(2019.8.3/読売)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190803-00050122-yom-int

 

その上でなお「盗人猛々しい」とか「日本も大被害を受けねばならない」とか、悪者の断末魔みたいな反日演説で大興奮のあの国の大統領をみるに、対処能力のなさも絶望的レベルのようです。

 

―狭量、マンネリズム、慢心、尊大、手仕事を蔑視する誤ったプライド、寛容な公共心や社会的信頼を破壊する自己中心の個人主義、2000年前からの慣習と伝統に隷属した思考と行動、視野の狭い知識、浅薄な倫理観、女性蔑視といったものは朝鮮の教育制度の産物に思われる…(イザベラ・バード『朝鮮紀行』より)

 

1894年から1897年にかけて朝鮮半島を旅したイギリス人女性、イザベラ・バードの手厳しい指摘を思い起こさずにはいられません。

韓国の未来は暗そうです。

 

とはいえ、韓国の未来など私の知ったことではなく、ここで掘り下げるつもりもありません。

一連の報道に接して私がまず思い出したのは、4年前に友人の願舟氏と対馬を旅した時のことでした。

 

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「買うのか買わないのか、どっちだ!」

レジの列に並んでいた私の耳に飛び込んできたのは、ちょっと迫力のある店員の怒声でした。

 

声の矛先は、私のすぐ前にいた二人の韓国人。彼らはレジの前で何やら口ゲンカを始め、包装された羊羹のような柔らかい菓子を引っ張りあっていました。
買うか買わないかで揉めているようでしたが、もみくちゃにされたその菓子はもう売り物にはなりそうもなく、真後ろにいた私が思わず眉をひそめた時、店員の声が飛んだのです。
二人の韓国人はとたんに口ゲンカをやめ、でこぼこになった菓子を店員に返して去りました。
 
「大変ですね…」
順番がまわって来た私が思わず声をかけると、40代くらいに見えるその男性店員は「あぁ、日本人の方…」と心底安心したような声をあげ、まず謝罪しました。
 
「驚かれたでしょう。でもあれくらいでないと、彼ら(韓国人)は(迷惑行為を)やめないんです。買ってない商品を売り場で食べてたこともあるし…」
レジの手を動かしながら訥々と話された店員が、最後に「これに懲りず、また対馬に来てください」と言われたのが印象的でした。
 
 
 
対馬市の中心部、厳原町を流れる厳原川の両岸あたりを歩いてみました。
ここは室町時代から江戸時代にかけて来日した「朝鮮通信使」が通ったルートでもあります。
川のほとりには、その様子を描いたレリーフがみえました。
 
 
一方でこうしたものも。
 
この時の対馬はとにかく韓国人観光客だらけ。
ただ、対馬の仏像強奪事件がまだ記憶に新しい中、「対馬は韓国領」と阿呆な主張をしたり、地図に「日本海」の表記があるとマジックで消して「東海」と落書きしたり、不法かつ身勝手な愛国心を押しつけてくる韓国人が絶えないといいます。
地元の人たちは本気で嫌がっているようでした。
 
韓国人はツアーで大量にやってくることも多いのですが、その内容がまた酷い。
このあたり、同じ韓国人から見たまともなレポートもありましたので、よろしければご参考に↓
 
添乗員がとんでもガイド! 韓国発「対馬ツアー」に潜入したら…(2018.5.17/デイリー新潮)
 
 
街には韓国語があふれています。
 
夜、願舟氏と立ち寄ったある商店での出来事も彼との語り草です。
そこでは年配の女性がひとり店番をしていたんですが、私たちが入ると妙に緊張した様子でそわそわしはじめるのです。
静かな店内で微妙な空気のなか、私たちが商品をみて二言三言会話するのを聞いたとたん、その女性は「あれ、日本の人ですか…」と声をあげられました。
 
それからは堰を切ったように話されます。
韓国人はマナーが悪いからつい身構える。彼らがいくら来たって私たちが豊かになる訳じゃない。韓国人が土地を安く買い叩いて、韓国人のためのホテルや商店を建て、韓国人を呼び込んで儲けているだけ…
そして最後に、「本土のお友達にも伝えてください。対馬に興味をもって来てほしい」。
 
先の商店で男性店員が言われた言葉を思い出しながら、私と願舟氏は思わず顔を見合わせました。
 
 
 
夜の街にて。
韓国人お断りの店をいくつも見かけます。
 
例えば本土のバラエティ番組か何かでここだけ切り取って紹介されたとして、よくいるコメンテーターの類はどう反応するでしょう。
「差別だ!」「ヘイトだ!」と糾弾し、あーやっぱ日本ってこういうとこダメよね的な上から目線で、日本の右傾化がどうたら系の〆に持っていくでしょうか。
 
しかし、もしあなたの故郷が人口密度の低い地方の集落で、そこが外国人観光客だらけになったとして。
その外国人はあなたもよく知るお寺の仏像を奪ったり、神社の境内でタバコをポイ捨てしたり、案内板や地図に落書きしたり、宿の備品を盗んだり、買ってもない商品を食ったりで、とにかく素行が悪い。だけでなく、お前らの土地は俺の国のモンだとか勝手な歴史を作ってやたら態度がデカく、あなたの家族は生活のなかで毎日のようにイヤな思いをしている。ことに飲食店のようなサービス業が家業であればストレスは多大でしょうが、都会の人々は興味がないか、「そんな人ばかりじゃないはず」みたいな一般論か、「外国人観光客で稼いでるんだろ」程度にしか思ってない訳です。
 
私が現地で強く感じたのは、そんな状況にある対馬住民のストレス。
現地のことを知りもしない人々からは責められるかも知れない、それでもこうしたほうがマシだと思える程の「韓国疲れ」でした。
 
 
夕飯を済ませたあと宿に帰り、移動途中に買った「対馬せんべい」を開けてみました。
縁はこんがり中たまご色、曲げて焼いてるのが特徴的。卵、小麦粉、砂糖が原料の実にシンプルなお菓子で、対馬では昔から売ってるおなじみの菓子なんだそうです(^^)
 

唇だけでほろりと割れる「対馬せんべい」の食感を楽しみながら、しばらくぼんやり窓の外の灯りを眺めていました。

 

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令和元年8月4日現在、日韓関係は戦後最悪と言われています。
韓国では日本向けのボイコット運動から、対馬への観光客も激減していると聞きます。それだけならまだしも、韓国はすでに「本当のことを言ったら襲撃される」ような国になってるようですから、今後を考えればセキュリティ対策も必要なはずです。
 
「韓国が徴用工でウソ」証言した韓国人学者、襲撃される(2019.7.31/夕刊フジ)
国境の島である対馬は、海峡ひとつ隔てただけの韓国の影響を受けやすい場所であることは間違いありません。が、常識が通用しない韓国というリスクも、今回の経緯で明確になったと感じます。
 
「旅する民俗学者」と言われた宮本常一が、名著『忘れられた日本人』(岩波文庫)において最初に触れた地が対馬でした。

今は“ご当地”に目が向けられる時代でもありますから、対馬の魅力をもっと、私たち日本人自身が気づくことのできる仕掛けがあればいいなと思います。

 

対馬を旅した時に出会ったあの人たちは、今どうされているでしょう。
今は案外ホッとした表情で穏やかに暮らしておられたりするかも知れませんが、それはまたぜひ二度目の旅で確かめることができたらと思っています。
 

あ、そういえば対馬空港で、地元出身の方が著されたレア本(『知っとったぁ?こんな対馬の歴史』)を見つけましてね。

これがとても面白く読みやすかったんですが、いまは通販でも買えるようなので下にご紹介しておきますね(^^)

 

 
 
クローバー訪れたところ
金石城(長崎県対馬市)ほか ※過去記事

※参考図書

『知っとったぁ?こんな対馬の歴史』(武末聖子著)