先週の土曜日、出身高校の同窓会の60周年記念行事に幹事として参加いたしました。多くの先輩幹事の活躍、そして天候などにも恵まれたこともあり、会は大成功となりました。素晴らしい会の成功に少しでも貢献できたこと、また、たくさんの魅力的な方々と接することが出来て、本当によかったと思います。
ところで、今回の行事に関わって頭にあったのは、同窓会というもののコミュニティーとしての魅力と、今後のあり方への雑考でした。
高校創立後60年以上も経てば、数え切れないほどの卒業生が巣立ちます。そして、その人々は、社会のあらゆる分野で活躍しています。そういった多種多様な人々が、出身高校というつながりによって親交を結ぶことは非常に有意義であるように思います。私も、人生経験豊富な諸先輩方から、沢山の貴重な話を聞かせていただきました。
しかし、どうしても、同窓会の主要な担い手は、生活に余裕のできた年配の方々が多くなります。それはそれでよいことなのですが、問題は、反面として、若い世代の参加が非常に少ないということなのです。確かに、若いうちは、こういったことに興味がなかなか湧かないのかもしれませんが、それにしても、やや少なすぎるきらいがあります。今回も、20代の参加者は、私を含めて数人といったところでした。
ひとつの不安は、このような状態で、今後、同窓会というコミュニティーが、世代交代によって受け継がれてゆくか、です。今現在の主要な参加者が退いた後、今はほとんど参加が見られない世代に果たして同窓会が緊密なコミュニティーとして継承されてゆくのでしょうか。悲観的に考えることも可能な一方で、往々にして多くの人が年配になってから同窓会に参加し始めることを考慮すると、案外うまく継承されてゆくのではないかと楽観的に考えることもできるでしょう。
また、たとえ同窓会コミュニティーの継承がうまくいったとしても、若い世代の参加が極端に少ない場合、その魅力が十分に発揮できないということもあります。沢山の諸先輩方とのタテのつながりは、若い世代にこそ貴重な財産であるように思います。地域コミュニティーが希薄となった現在、その価値は高まってゆくといっていいのではないでしょうか。若い世代、とりわけ若い社会人世代の同窓会への関与が皆無に近い現状を、近時まま見られる、物質的繁栄を至上とする競争社会に警鐘を鳴らし、連帯と互助の精神による豊かな社会へ転換せよという主張と重ねて見るのは、私の考えすぎでしょうか。
いずれにせよ、若い世代と同窓会とのつながりを作る、あるいは、せめて将来に向けてその種を撒く試みが重要になるように思います。
色々と思うところを書きましたが、それは置いておくことにして、最後に、もう一度、今回お世話になった諸先輩方には、心より感謝いたします。


