一本の缶コーヒー | “迷い”と“願い”の街角で

“迷い”と“願い”の街角で

確固たる理想や深い信念があるわけではない。ひとかけらの“願い”をかなえるために、今出来ることを探して。

私はある缶コーヒーをよく飲みます。以前は、嫌いではありませんでしたが、そこまで何度も飲むほどには好んではいませんでした。


きっかけは些細なことです。学生時代、出会ったころはあまり気の合わなかった友人がいました。極端な話、性向が私とは正反対に近い人だったように思います。ただ格別反目しあうわけでもなく普段は普通に接していましたが、意見が食い違うことも度々ありました。


色々ありましたが、最後にはそれなりに理解しあえたように思います。あるとき、私が彼を手伝った際、その礼として、一本の缶コーヒーを私にくれました。


人間の味覚とは面白いもの、それが今では私の好物の一つです。