皆様 おはようございます。
20日(水)に東京国立博物館へ行ってきました。
前回のブログはこちら⇒東洋館ミュージアムシアター
人気の特別展「鳥獣戯画」は平日でも人気が高く係の方の説明にもありましたが、この日早い方は、7時頃に並んだそうです。
国宝「鳥獣戯画」は甲・乙・丙・丁の全4巻から構成されており動物を擬人化しさまざまな遊戯や儀礼に興じる様を描く甲巻は、4巻のうち最も知名度の高い巻きで、長さは約10mあるそうです。
甲巻には兎、蛙、猿に加え鹿、狐、猪、猫、鼠、雉(きじ)、鼬(いたち)、梟(ふくろう)といった実に11種類の動物が登場。
いずれも甲巻が描かれた平安時代に、日本で目にすることのできた動物達です。
既に前日の19日から後期展示となっており、私が訪れた20日は大人気の甲巻がメインで展示されていました。
ちなみに教科書でもおなじみなのは甲巻です。
前後しますが先に限定グッズ「鳥獣戯画」トランプをアップします。
自分へのお土産、絶対、欲しかったんですよ。
参考までに税込価格1500円です。
ジョーカーが猫と梟(ふくろう)。
ちょっと不気味な雰囲気だけど可愛い。
ご覧の通り、52枚全部並べると、甲巻が完成します。
11種類の動物は、まだ確認してませんが並べるだけで楽しみ
特別展会場の「平成館」は本館横の左奥です。
9時30分開館ですが平成館に辿り着いた時は、既に列が・・・
ちなみにこの場所で写真を撮った時間が9時50分頃です。
係の方に聞くと、外が50分待ち、甲巻が40分待ちとのこと。
平成館入場待ちに50分は辛いと思ったけど、まだ少ない方ですといわれたので列に着きました。
左に写っているテーブルにあった「鳥獣戯画パズル」を頂戴しました。こちらにアップ↓
日傘は、博物館で貸し出していますし、給水場もありました。
待っている間、パズルを解いたり、スマホで動画を楽しんでいたので意外と早くテント下まで辿りつくことができました。
ここまで、約25分ほどだったかしら?
いよいよ係の人の誘導で会場へ。
エスカレーターを上ってUターンする感じです。
1階で甲巻80分となっていましたが、数分で90分になっていました。
待ち時間はちょっとの間に変動があるようです。
せっかく来たのだからと待つことに。
この待ち行列の間は他の展示物を観ることはできません。
ちなみに乙・丙・丁巻は0分でした。
10時30分頃、特別展甲巻会場入場。
外で並んでから会場入場まで約40分ほどでした。
もちろん甲巻に並ばなければ第1会場(乙丙丁巻)に0分で入場可。
喜びもつかの間
中は蛇腹式の通路になっていて博物館特有の薄暗い照明の中列は2列となり、ひたすら並びました。
なかなか進まない訳だわ。
「イヤホンガイド」(税込520円)を借りなかった事を後悔。
スクリーンは2か所確認できましたが見辛い(-"-)
他、観る事ができたのは鳥獣戯画が拡大されたものや修復の仕方のビデオくらいだったかも・・・。
しつこいようですが立ち止まってゆっくり観ることもできない。
博物館に来て観るものがないと飽きます。
仕方がないので手元のスマホでブログチェックしていてもなにせ照明が暗いので目が疲れてきました。
そのうち人間ウォッチング。
周辺の人の中にはスマホでゲームに興じている方や小声で雑談している人も・・・。
10時半頃に入場したのに11時半位になっても肝心の甲巻に辿りつかないのです。
後1時間は、かかるかもと、ため息がでました。
甲巻90分と書いてあったのに実際は150分位、待つという覚悟は必要です。
上の案内図をみるとわかるように丁の辺りをスイスイ歩いている人が私の立ち位置によっては、見えました。
失敗!失敗!
先日観た、本館2階のレプリカでもいいんじゃないと・・・。
所詮、学芸員でもないど素人なんですから。
気分が悪くなったので、係の人を呼んで、通路から出してもらいました。
明るい所へ出てソファーで休んで気分もスッキリ
続いて第1会場入り口へ。
待ち時間0分です。
中は混んでいましたが甲巻の比ではないです。
体の自由はあります。
こちらの展示コーナーでは京都高山寺伝来の至宝や中興の祖 明恵上人のおもかげ、鳥獣戯画が生まれた背景等私が疑問に思っていたこともわかりやすく解説してあって良かったです。
時間がない人はこちらだけでも満足感を味わえるかと思います。
勿論、物足りない方は本館の2階でレプリカもお勧めです。
本館では絵巻のストーリーをじっくり鑑賞できます。
何時間も待って、1分ってことないですよ
大体、京都にある高山寺でもレプリカが飾ってあるんじゃないの?
↓第2会場(甲巻)の列は相変わらず長いですね。
おお~
こんなに両脇に並んでいます。
私が入った時と違って列の向きも変わってきました。
前方、第2会場となっていますが第1会場の続きです。
つまり乙丙丁巻の展示です。
真ん中の通路を通ってこの先。スイスイ
私が甲巻に並んでいた時、羨ましく思っていた場所が丁でしたが相変わらず甲巻は列が動いていません。
ざっと~ひと通りみてから出口へ。
自由に鑑賞できる乙丙丁巻の方が私的には良かったです。
後は休憩してからもう1度好きなコーナーを観ようと思いました。
左手に見えるが甲巻の入り口です。
ホッと一息、ソファーで休んでいるとご高齢のご婦人から声掛けされました。
「今回の特別展は残念ですね。私はサントリー美術館で鳥獣戯画を観たことがあるのですがその時の方がずっと良かったですよ」と。
どこか品のある方で私と同じく年間パスポートを持っておられるのでトーハクにはよくお見えになるそうです。
私も今まで観た「特別展」の中で一番混んでいたし、並んでいるだけで疲れてしまいましたと率直な感想を述べました。
お互いトーハクの企画力のなさで一致。
前期、後期と2回、欲張って集客を考えすぎ・・・。
甲を観るのであれば2時間待ちは当たり前なので、お時間と体力がない人は、ここを削るしかないと思います。
そのご婦人の御歳は、ご自分からおっしゃってくださったのですがなんと88歳ですって
お顔の色艶もよくお話をしていても楽しかったです。
その後、いったん1階までおりて休憩しました。
ご参考までに特別展の再入場はできます。(当日のみ)
お昼になったら1度特別展会場をでて、国立博物館内で食事をとるのも良いかと思います。
私の場合はすでに12時半近くになってしまったし外に出る気力もなかったので1階で休憩しましたけど・・・。
臨時に精養軒が入っていたのでこれを注文しました。
800円。
お店でいただくより割安ですが、物足りなさを感じました。
再び2階第1会場へ。
もう1度マークしておいたところを観て、1階のお土産コーナーへ。
ここも混んでいましたが、前出の限定グッズ「鳥獣戯画」のトランプを買いました。
外に出て驚きました。人が並んでない。
ちなみに2時頃です。
本館へ向かいました。
先日観た本館2階の特別室へ。
場所は、本館正面玄関を入って正面の階段を上った右手です。
特集「鳥獣戯画と高山寺の近代」が同じく6月7日(日)まで開催されています。
この続きは次回へ。