GSブームが

やや停滞を見せ始めた68年、

彗星のように現れ、

独自のパフォーマンスで

GSブームを展開させた

オックスの、

9枚のシングルと2枚のLP
(1枚はライブ)など
公式音源すべてを収録した、
2枚組アルバム(2002年9月発売)。

 

メンバーは

野口ヒデト(真木ひでと。Vo)、

赤松愛(Key,Vo。途中脱退)、

岡田志郎(G,Vo)、

福井利夫(B,Vo)、

岩田裕二(Dr,Vo)、

田浦幸(夏夕介。Key,Vo。

赤松愛脱退に伴い加入)。

 

ポップスでもムード歌謡でも
自分の世界に歌い上げる、
野口ヒデトの
底知れぬ歌唱力はもちろん、

ストーンズ、ビートルズから

シャンソン、童謡(!)、

そして軍歌(‼)

までをこなすこのバンドの、

失神だけでは語れない、
奥行きの深さが

詰め込まれている。

 
ライブアルバムの
「ガールフレンド」大大合唱は必聴! 
(★★★★★)(2006.4.11記)
 

在籍メンバー全6人の

その後のご活動です。

 

野口ヒデトさんは、

野口ヒデト→野口ひでと→

真木ひでと と改名され、

「夢よもう一度」がヒット。

 

以後、

演歌歌手としてのご活動に加え、

GS関連のイベントでも

積極的に活躍されています。

 

福井利夫さんと岡田志郎さんは

ピープル→ローズマリー(第1期)

→ローズマリー(第2期)と

バンド活動を継続され、

引退後福井さんは飲食店経営、

岡田さんは裏方に

まわられたようです。

 

岩田裕二さんは

解散後まもなく、

裏方のお仕事に

付かれていたようです。

 

途中で脱退された赤松愛さんは、

数年の芸能活動を経て、

完全に引退され、

家業を継がれました。

 

赤松さんは、

単独ではごく何度か、

週刊誌やテレビに

近況を取材されたことが

ありましたが、

オックスのメンバーとして

テレビやステージに

ご出演することは、

一度もありませんでした。

 

後期のメンバー田浦幸さんは、

グループ在籍中から

俳優活動を始められ、

夏夕介さんのお名前で、

数々のドラマで

ご活躍されていました。

 

このグループ、

ヒデトさんと、

(夏夕介さん以外の)

ほかのメンバーたちとの

折り合いが悪いらしく、

ほんの少しの期間だけ、

イベントへの出演などで、

ヒデトさん、福井さん、

岡田さん、岩田さんの4人が

揃ったことがあったのですが、

それ以降は、

再集結・再結成をすることが

ありませんでした。

 

GS戦士が、

次々と亡くなっていくなか、

メンバーがご健在だったのに、

全く集まる気配がなく、

寂しい思いをしていたファンも

多かったことと思います。

 

そして、

後期メンバーの

田浦幸(夏夕介)さんが、

2010年1月に59歳で、

リーダーの福井利夫さんが

2022年5月に75歳で

亡くなられています。

 

さらに、

赤松愛さんも2022年7月に、

71歳で、お亡くなりに

なられていたのだそうです。

 

芸能界を離れて

長い年月が経過していたためか、

あれだけ芸能界(GSブーム)に

大きな爪痕を残された人なのに、

まったくニュースに

ならなかったのが

あまりに寂しすぎます。

 

 *過去記事

オックス・ファースト・アルバム

テル・ミー~オックス・オン・ステージNo.1

Mera…Mera Mera~Group Sound Original Cinema Trax

 野口ヒデト(真木ひでと)

夢よもういちど

DREAM PRICE 1000

 福井利夫・岡田志郎(ローズマリー)

あいつに気をつけろ!

 

 ↓ライブでの「ガールフレンド」です。

  どれだけの人気だったか、想像できると思います。

 

 ↓ラストシングル

  「もうどうにもならない」です。

  サビ以外は、ドラムの岩田さんの

  ヴォーカルのようです。