「前作「4×4」(82年12月発売)での

LEE RITENOUR、HARVEY MASON、

DON GRUSIN、NATHAN EAST

とのセッションという、
日本人として初めての偉業を経て、

あらためて各メンバーの個性を

前面に打ち出した

9枚目のアルバム(83年4月発売)。


当時のメンバーは

野呂一生(G)、桜井哲夫(B)、

向谷実(Key)、神保彰(Dr)。


野呂一生の曲のほかは、

メンバーの曲が1曲ずつと、
渡辺貞夫の手になる「OUT DRIVE」まで

全10曲が収録されている。


また内容も、

8ビートフュージョンの最高傑作

「LOOKING UP」をはじめ、
「DAZZLING」「MISTY LADY」など、

メリハリのある明るめの曲や、
野呂一生の、フレッドレスギターの

音色が印象的な

「LONG TERM MEMORY」など、
バラエティにとんだ曲が並ぶ

アルバム作りは、

このころ形を整えたようだ。

(★★★★★)」(2007.1.4記)


この当時、すでに日本のみならず

海外での評価も高くなっていて、

何枚かのアルバムは、

海外でもリリースされていました。

 

「LOOKING UP」

いま聞いてもいいですねえ。

 

一見、彼らの曲のなかでは

やさしそうに聞こえるのか、

この曲を入り口に、

カシオペアに挑もうとしていた少年少女も

多かったのではないでしょうか

 

その後、年2回のハイペースで

アルバム作りを続けたあと、

本格的に海外ツアーへ出発します。


そして、各国で最大級の評価を得ましたが、

新たな展開を模索するあまり、
結成以来はじめての迷走期に

入ることになってしまいます。

 

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