NZの介護ギョーカイ事情 | ニュージーに移住目指してうほとほ日記

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2011年10月四十路オンナがやってきて早くも10年。子育てと就労の苦労の中未だにワークビザ。永住権getの夢はどうなる? ビザに翻弄されて子どもたちは日本とこっちを行ったり来たり。この家族の未来は?

寒い汗。めっちゃさむ。今朝。ストーブを出した。冷えてる。




ブログを引っ越ししたこともあったのか、思いのほかメッセージをいただき大変ありがたくうれしく思っております。ありがとうございます。




さてわたしの働く職場、老人ホーム。高齢化が進むこっちでも数は増えている。新しく建つところもちょこちょこある。うちのホームも何床か増築中だ。なので人材もほしいところ。

このギョーカイ、日本でもそうだけど離職率高い。なのでうちのホームでも長い人は長いけど短い人は数か月、もっと短けりゃ数日でいなくなる。わたしなんかでも長い部類に入る。なので頻繁にスタッフのオリエンテーション(シフトに就く前の研修期間みたいなのもの)が入っている。出はいりが激しい。

で、聞くと全然介護なんてしたことないって人がきてる。


マジで?


「ニンチショウって何? よく知らないの」って人もいてぶったまげた。あたしなんかさ、日本でもさ、どちらかというと高齢者対象に働いててさ、ここ(NZ)の学校でてさ、実習までつんでてそんで「経験ないから」って断れててさ。


なんで? 


答え;それはすでにこっちで(生まれて)育っててNZでの就労経験があるからです。


ま、それはさておき。


ある50代女性(パシフィック系;サモア、フィジー、トンガあたりってこと)の就職体験談。

夫が亡くなり、今までもらってたベネフィット(手当)がもう出なくなるから働かないといけない。なので経験もないけど、資格もいらない介護のギョーカイを紹介されCV(履歴書)を出して面接を経てOKとなった。


雇う側からすれば、こういった事情を抱えた人は最低賃金でも働くワケ。


ある20代前半のKiwiの女の子の話。

NZのケアギバーって賃金が安い。だからどうせ同じ業種ならオーストラリアに行く!
で、彼女は旅立った。



若い世代が高い賃金求めて海外へ(これはこの業種に限ったことでもないらしい)。そして最低賃金でも、資格も要らないから多少体使ってしんどくても働かないといけない人は仕方なく介護の道へ。


ふむー。


介護ってとても大事な仕事なのだけど、資格もいらないから誰でもできちゃうって(そうでもないと思うけどね)ことで気軽だったりするけど、仕事の内容の割に低賃金だから離職率高いんだね。これは日本でもそうだと思う。日本では職場によって資格の有無はまちまちか。ヘルパー何級必要とかさ。

いずれにしても内容の割には賃金が低くって離職率高いってのはNZでも同じ。だけど、求められている職種ではあるのは間違いないな。どこも流動的だよ。賃金が高いところに人は流れるし、そこにまた求人ができたりするから。なので仕事に就くということだけみれば、困難ではあるけど地道な就職活動と経験を積めば展望はあるかもしれない。

ただ永住権を目指す人にとどめておいてほしいのが、仕事にはたとえ就けても介護士(ケアギバー)から永住権を目指すのは容易ではないということ。人材はほしいギョーカイではあるけど、そこから次のステップは情報を得て動かないといけないということ。よく判断して動かれたほうがいいと思う。

これについては以前こちらに書いたので参考までに。

職場から見たワタクシの雑感なので「ちょい待ち!」というご意見があればまたご教授くださいね。


ではまた!

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