読んだ本の紹介 いつか聴いた歌 | 逍遥のススメ人アキラのブログ

読んだ本の紹介 いつか聴いた歌

以前読んだ本の紹介。

 

和田誠の著書
いつか聴いた歌

 

 

 

この手の本にはたいてい、まえがき と あとがきがあるが
この本では まえがきのことを 前奏、 あとがきを 後奏としてるところが面白い。

 

前奏 の最後の文章が印象的であるので抜書きをして紹介したい。

 

とにかく、これから書こうとするのは、まったくぼく個人のレコード遍歴、ショウ遍歴による随想で、辞書や手引書を作るつもりはないことをご承知おきください。
アメリカの歌にこだわるのは別に理由はないのだが、ひとつ理由をあげるとすれば、ぼくにとってアメリカから聴こえてくる歌は、アメリカ映画とともに、子どもの頃から
かけがえのないエンターテインメントだったからである。

 

後奏

 

和田誠についてはイラストを見ればこの人かと思うほど、有名。

和田 誠(わだ まこと、1936年(昭和11年)4月10日 - )は、日本のイラストレーター、エッセイスト、映画監督。大阪府生まれ。
配偶者は料理愛好家の平野レミ。シャンソン歌手でもある。

その他、

紹介文は長くなるので一部だけ。

「週刊文春」の表紙、星新一著作の挿絵などを手掛けたり、他にも、星新一・丸谷才一の一連の作品や村上春樹の『アフターダーク』、
三谷幸喜、阿川佐和子作品を始め、数多くの装丁を担当する。通常、書籍のバーコードは裏表紙のカバーに直接印刷されるが、これを嫌い、
ISBNの数字のみが表示されたデザインを採り入れている。結果、バーコードは帯に印刷されることが多い。

 

エピソード

『グレン・ミラー物語』(1954年)を観て、ジェームズ・ステュアートに似顔絵付きのファンレターを出して、
返事で絵を褒められたのが絵を職業にしようと決心した理由の一つだという。

 

古きよき時代のアメリカの歌を紹介しているわけですが、ポップスやビートルズの歌もあるけれどほとんどジャズといっていいでしょう。100曲紹介。ページ数 289P。

 

ビギン・ザ・ビギン、スターダスト、マイ・ファニー・ヴァレンタイン、二人でお茶を(Tea for Two)、サマータイム、四月の思い出(I'll remember April),スワニー、Fly Me to the Moon、私の青空(My Blue Heaven)等々比較的知られている曲から全100曲。

 

紹介された100曲のうち半分ほどは知っていると思うけれど、残りの半分の一部も聴いてみると聞き覚えのある歌なのかもしれない。
どれもこれも懐かしい。時折、聴いて目頭が熱くなることがある。

 

当時のジャズボーカルは流行歌のようなもので、メロディーもはっきりしていて覚えやすい。
ジャズのイメージは楽器演奏で言うとアドリブ(英語でimprovisation)ですが、ことボーカルに関してはスキャットで歌う以外は大体旋律が楽譜に書けるぐらいはっきりしている。

紹介した本の表紙にある 楽譜の一部も I've heard that song before (いつか聴いた歌) のことである。

I've heard that song before  歌:ヘレンフォレストと演奏:ハリージェームス( Helen Forrest & Harry James )
https://www.youtube.com/watch?v=Rb2pmh7ZYm4

 

ジャズは一般の人々の耳になじみやすいようだ。
楽器演奏ボーカルいずれも。
イオンモールライカム沖縄店内でもジャズが流れている。
大戸屋でも、やよい軒でも。

 

この本については過去の記事で、ついでながらちょっとだけ触れたことがある。

 

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https://ameblo.jp/nzmh243/entry-12153571483.html